逆回りでも速かった! モルタラが他を寄せ付けずベルリン2戦連続PP|フォーミュラE第8戦
フォーミュラE第8戦ベルリンePrixの予選では、エドアルド・モルタラ(ヴェンチュリ)がポールポジションを獲得した。
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
2021-2022年フォーミュラE第8戦ベルリンePrixの予選がテンペルホーフ空港跡地にて行なわれた。ポールポジションを獲得したのはエドアルド・モルタラ(ヴェンチュリ)だった。
前日に同地で行なわれた第7戦は、モルタラがポールトゥウィン。今季2勝目を飾った。一夜明け、第8戦は第7戦のコースを逆回りして行なわれる。
トーナメント形式でポールポジションを争う“デュエル”に進出する8台を決する予選セッションは、まずランキング奇数の11台が出走するグループAがスタートした。
現在ポイントリーダーのストフェル・バンドーン(メルセデス)は1分07秒115で順当にトップ通過。2番手以下はロビン・フラインス(エンヴィジョン・レーシング)、ルーカス・ディ・グラッシ(ベンチュリ)、ニック・キャシディ(エンヴィジョン・レーシング)となり、上記4台がデュエルに駒を進めた。一方ランキング3番手のミッチ・エバンス(ジャガー)、前戦フロントロウのアレクサンダー・シムス(マヒンドラ)は惜しくも敗退となった。
続くグループBは、前戦ウィナーのモルタラが逆回りでも他を寄せ付けない走りを披露。ベストタイムは1分06秒753で、2番手以下にコンマ3秒の差をつけてトップ通過を決めた。2番手はニック・デ・フリーズ(メルセデス)、3番手はアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSテチータ)、4番手がアンドレ・ロッテラー(ポルシェ)となり、ここまでがデュエル進出。バンドーンと僅差のランキング2番手につけるジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)は5番手で敗退となってしまった。
出力がアタックモード発動時と同じ250kWまで引き上げられた状態で競われるデュエル。まず準々決勝にあたるデュエル1〜4が行なわれた。
デュエル1はロッテラー対バンドーンとなったが、バンドーンのタイムが上がらずロッテラーに軍配。デュエル2は僅差の戦いとなるも、ダ・コスタを0.014秒上回ったフラインスが勝利を収めた。デェエル3は前年王者のデ・フリーズがディ・グラッシを倒し、デュエル4はモルタラがここまでの最速タイムである1分06秒110でキャシディを下してみせた。
これで準決勝の対戦カードはロッテラー対フラインス、デ・フリーズ対モルタラとなった。
ロッテラーとフラインスの対決は、お互い準々決勝のタイムを上回れず修正舵も目立つアタックとなったが、ロッテラーが1分06秒671、フラインスが1分06秒522でフラインスに軍配となった。続くデ・フリーズとモルタラの対決は、先行してチェッカーを受けたデ・フリーズが1分06秒285とまずまずのタイムを出したものの、モルタラが1分05秒897と、今セッションで初の1分05秒台のタイムをマークして勝負ありとなった。
これでデュエルの決勝は、今季初のポールを目指すフラインスと、2戦連続のポールを目指すモルタラとの対決となった。まず先行してコースインしたのはフラインスで、1分06秒470をマーク。しかし遅れて最終コーナーを立ち上がってきたモルタラは1分05秒972をマークし、約0.5秒の差をつけてポールポジションを獲得した。
迎える決勝レースのグリッド1列目はモルタラ、フラインス、2列目は3番グリッドにデ・フリーズ、4番グリッドにロッテラーとなった。ポイントリーダーのバンドーンは7番グリッドだ。なおキャシディは6番グリッドに相当するタイムを出していたものの、ペナルティにより最後尾からのスタートとなる。
順位 | # | ドライバー | チーム |
---|---|---|---|
1 | 48 | エドアルド モルタラ | ヴェンチュリ |
2 | 4 | ロビン フラインス | ヴァージン・レーシング |
3 | 17 | ニック デ・フリーズ | メルセデス |
4 | 36 | アンドレ ロッテラー | ポルシェ・チーム |
5 | 13 | アントニオ フェリックス・ダ・コスタ | テチータ |
6 | 11 | ルーカス ディ・グラッシ | ヴェンチュリ |
7 | 5 | ストフェル バンドーン | メルセデス |
8 | 25 | ジャン-エリック ベルニュ | テチータ |
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