レースレポート

フォーミュラE ジャカルタE-Prix

ティクトゥムがシリーズ初優勝! 新体制のチームに10年ぶりの勝利届ける|フォーミュラEジャカルタE-Prix

フォーミュラE第12戦ジャカルタE-Prix決勝ではダニエル・ティクトゥム(クプラ・キロ)が勝利を収めた。

滑川 寛

公開日時: 2025/06/21 9:32

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Race winner Dan Ticktum, Kiro Race Co

Race winner Dan Ticktum, Kiro Race Co

写真:: Andrew Ferraro / Motorsport Images via Getty Images

 6月21日(土)にフォーミュラEの2024-25(シーズン11)第12戦ジャカルタE-Prix決勝が開催され、ダニエル・ティクトゥム(クプラ・キロ)が優勝した。

 久しぶりのダブルヘッダーではない通常フォーマット開催となった2年越しのジャカルタE-Prix。予選では、ジェイク・デニス(アンドレッティ)がポールポジションを獲得し、テイラー・バーナード(マクラーレン)が2番手からスタートした。なおランキング首位のオリバー・ローランド(日産)は16番手から追い上げる形となった。

 38周のレースが幕を開けると、デニスがホールショットを獲得した。土煙が上がるほどイン側からの蹴り出しとなったバーナードの前には、レコードライン上の3番手から好スタートを切ったニック・デ・フリーズが浮上した。その後ろには5番手からティクトゥムが4番手にポジションを上げた。

 序盤はフォーミュラEらしいパックレースが展開されたが、後方から一気にポジションを上げるため早めにアタックモードを起動したジャン-エリック・ベルニュ(DSペンスキー)が、他車への追突により、緊急ピットインを余儀なくされた。チームメイトのマキシミリアン・ギュンターは、追い上げるローランドとの争いの中でウォールに接触しピットへと戻った。なおローランドには5秒のタイム加算ペナルティが科された。

 レースが動いたのは折り返しのタイミング。上位陣が続々と1回目のアタックモードを起動し、バーナードがポジションを落とした一方で、デニスやデ・フリーズ、ティクトゥムらは上位で踏みとどまった。

 デ・フリーズはアタックモードを活かして、激しいディフェンスを展開したデニスをホームストレートで交わしてトップに浮上……前に立ったデ・フリーズがターン1に向けてイン側のラインを閉めたことで、ターン1でトップ2台が接触。ターン1にデブリが散らばり、セーフティカー出動が宣言された。

 レースは26周目から再開。先頭のデ・フリーズには接触の原因を作ったとして10秒のタイム加算ペナルティが科された。

 その後、ジェイク・ヒューズ(マセラティ)がトラブルによりストップしたことで、31周目にフルコースイエロー(FCY)が提示された。こちらはすぐさまマシンが回収されて解除されたが、翌周、そのチームメイトであるストフェル・バンドーンが大クラッシュ。さらに首位デ・フリーズがトラブルによってマシンを止めた。

 これでレース2度目のFCYが宣言され、2番手にいたティクトゥムが首位に浮上し、34周目にレース再開を迎えた。

 セーフティカー出場や2度のFCY宣言により、各車の電池残量には余裕が生まれ、首位ティクトゥムは残り5周で全力疾走。ただ、2番手に浮上してきたアドアルド・モルタラ(マヒンドラ)が食らいつき、トップ2台による接近戦が展開された。

 しかしティクトゥムは、ポジションを譲ることなくフォーミュラE初のトップチェッカー。チームとしては、なんとシーズン1以来の嬉しい3勝目となった。

 ティクトゥムは2度のマカオGPウィナーとしてF1へのスターダムを駆け上がりながらも、自身の素行不良で道が途絶えた。その後フォーミュラEに戦いの場を移しながらも、旧NIO/ERT体制では苦しいシーズンが続いていた。しかしチームがクプラ・キロとなった今年、東京E-Prixで初表彰台を掴むと、ジャカルタで初勝利。円熟味を見せる26歳はホッとした表情を見せた。

 なお、ローランドは5秒のタイム加算ペナルティを受けるも10位入賞。ベルリンとロンドンのダブルヘッダー2戦を残し、依然としてランキング2番手のパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)に対して69ポイントの大量リードを築いている。

順位結果詳細 リタイア原因など リタイア原因など Driver Info

   

1

 - 

4

   

順位結果詳細 リタイア原因など

   

1

 - 

2

   

順位 ドライバー #   周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント リタイア原因 1 United Kingdom ダニエル ティクトゥム Cupra Kiro 33   38

48'33.418

    25   2 Switzerland エドアルド モルタラ マヒンドラ 48   38

+0.371

48'33.789

0.371   18   3 Switzerland ニコ ミュラー Andretti Formula E 51   38

+2.936

48'36.354

2.565   15   フルリザルトを見る  

 

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