フォーミュラE第2戦、ペナルティ多数。ベルニュは3位表彰台を失い、キャシディは5位から14位に
フォーミュラEの第2戦、ディルイーヤePrixのレース2は多くのドライバーがペナルティを受け、ジャン-エリック・ベルニュが3位表彰台を失った。
フォーミュラEの開幕ラウンド、ディルイーヤePrixのレース2は、レース後に多くのペナルティが出され、結果が大きく変動した。
ジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)は、チームメイトのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタと表彰台を巡って激しいバトルを繰り広げた。ベルニュからポジションを守ろうと、ダ・コスタがディフェンスした結果、両者が接触する場面もあった。
この戦いを制したベルニュがその後もポジションをキープして3位表彰台に立ったが、レース終盤に複数台が絡むクラッシュが発生。レースがセーフティカー先導の中、赤旗終了となったため、義務付けられた2回目のアタックモードを使用できないまま、ベルニュはレースを終えていたのだ。
このため、ベルニュはドライブスルーペナルティの代わりに24秒のタイム加算ペナルティを科された。その結果、ベルニュは表彰台を失い、12位まで降格した。
NIO 333のトム・ブロンクヴィストやアウディのレネ・ラストも同様の違反があったとして同じくタイムペナルティを受けた。さらにこのふたりは、フルコースイエロー中に時速50km以上のスピードを出したとして、さらに24秒のタイム加算ペナルティを受けている。
さらに、ヴァージン・レーシングのニック・キャシディも、レースがニュートラル化されている際にスピード違反があったとして、24秒のタイム加算ペナルティを科された。彼はフォーミュラEデビュー2戦目にして5位と上位フィニッシュを果たしていたが、最終的な結果は14位となっている。
これらのFIAからのペナルティはすべて最終的なものであり、上訴することはできない。
このペナルティにより、3位にはダ・コスタ、ドラゴン・ペンスキー・オートスポートのセルジオ・セッテ・カマラとニコ・ミュラーがそれぞれ4位と5位に浮上している。
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