ホンダレーシングスクール鈴鹿、“データ主導”の育成確立に向けてデロイト・トーマツのマネジメントシステムを導入
若手ドライバー・ライダーの育成を行なうホンダ・レーシングスクール鈴鹿(HRS)は、デロイト・トーマツが開発したスポーツ特化型のタレントマネジメントシステムを導入することを発表した。
デロイト・トーマツ・グループのデロイト・トーマツ・コンサルティングは、スポーツ分野特化型のタレントマネジメントシステムを開発。導入第1号として、二輪・四輪の若手選手育成を行なうホンダレーシングスクール鈴鹿(HRS)でこのシステムが使用されることとなった。
デロイトの開発したこのタレントマネジメントシステムでは、選手ひとりひとりのフィジカルデータやトレーニング及びパフォーマンスデータ、育成記録などを一括管理。スポーツ分野でもデータの“見える化”を行なうことで、選手ひとりひとりに合わせた育成・評価をサポートする。
HRSでは、各スクール生の走行データの記録や蓄積されたデータの自動計算を行なうと主に、それらのデータから各選手の強みや弱みを導き出し、データを基にしたコミュニケーションや各々の育成メニューを検討することを想定しているという。また、これまでHRSから巣立っていったスター選手のデータを基に、スクール生の伸びしろ予想や効果的な育成方法の提案も行なっていくという。
HRSでプリンシパルを務める佐藤琢磨は、マネジメントシステムの導入に関して、スクール講師陣の経験値に科学的根拠で裏付けができることで正当な評価を下せると考えている。
佐藤も現在チップ・ガナッシ・レーシングからインディカー・シリーズを戦う中で、デロイトのデータ解析サポートを受けている。
「HRSではスクール生の『将来性・伸びしろ』を重要視しています。しかし、経験値の異なる生徒たちが混在するなかでの正当な評価は容易ではなく、熟練講師や現役トップドライバーである講師たちも頭を悩ませています。また、『タイム計測』や『模擬レース結果』だけでなく、『取り組み姿勢』といった評価根拠となる情報も膨大な量であり、データ整備には多大な手間を要してきました」
「そういった課題を解消するために、本システムの導入を決めました。走行結果、評価データはもちろんのこと、スクール生と講師の会話までデータベースに残せる仕組みで、講師陣が行なう『将来性・伸びしろ』評価をサポートします。生徒の成長や姿勢を現場で見続けている講師陣の意見はとても重要です。そこにデータ解析による科学的な根拠の裏付けが加わることで、これまで以上に精度の高い評価に繋がるものと確信しております」
「また、ユーザーインターフェイス等、デジタル化におけるシステム導入の課題においても、デロイト・トーマツのサポートにより『わかりやすさ』にこだわったプロダクトへと改良を重ね、無事に運用を開始することができました」
「今後は、本システムを基盤とした、より精度の高い『データドリブンな育成』を目指していきます。まずはあらゆる要素をデータ化し、蓄積された28年分のデータと掛け合わせて、『将来性・伸びしろ』予測を実現していきたいと考えています」
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