インディ500:最終プラクティス”カーブデイ”は佐藤琢磨9番手。ポール獲得のディクソンが首位
第105回インディ500の最終プラクティス”カーブデイ”の走行が行なわれ、チップ・ガナッシ・レーシングのスコット・ディクソンがトップとなった。
第105回インディ500の決勝レース前最後の走行となる”カーブデイ”のセッションが行なわれ、チップ・ガナッシ・レーシングのスコット・ディクソンがトップタイムをマーク。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は9番手となった。
午前中に降った雨の影響で2時間半以上セッション開始が遅れたが、気温15度、路面温度30度ほどのコンディションでセッションが行なわれた。終盤には再び雨が降り出し、2時間予定だったセッションは10分早く終了となった。
カーブデイは全車がレース用のエンジンを搭載し、決勝レースに向けて最後の確認を行なうセッション。ディクソンは47周中6周目にトラフィックの中で228.323mphを記録すると、セッション終了45分前に走行を切り上げた。予選でも、決勝想定のカーブデイでも速さを見せたディクソンは、まさに死角なしといった状況で決勝レースを迎える。
2番手、3番手にはチーム・ペンスキーのシモン・パジェノー、ジョセフ・ニューガーデンが続いた。ペンスキー勢は予選では振るわなかったが、このカーブデイでは上位に食い込み力強いパフォーマンスを見せた。予選落ちの危機を脱し、32番手スタートとなっているウィル・パワーもこの日は6番手につけている。
決勝レースを15番手からスタートする佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は9番手。僚友グレアム・レイホールは19番手、サンティノ・フェルッチは27番手という結果となっており、佐藤は「依然として厳しい走りだった」と述べた。集めたデータを元に、チームとしての仕上がりをまとめ上げていきたいところだ。
低温コンディションでダウンフォースが増え、タイヤのデグラデーションが低くなったこともあり、この日の走行では決勝レースさながらの激しい動きを見せるマシンも多かった。
今のところ、決勝日は気温も風向きや風速もカーブデイとほぼ同じで、低温のコンディションになる予報となっている。日差しが出る分路面温度が上がる可能性はあるが、例年以上に激しい接戦が繰り広げられるかもしれない。
決勝レースのグリーンフラッグは、現地30日(日)の午後12時45分(日本時間31日午前1時45分)に予定されている。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | スコット ディクソン | Chip Ganassi Racing | 47 | 39.417 | 228.323 | ||
2 | シモン パジェノー | Team Penske | 89 | 39.620 | 0.202 | 0.202 | 227.157 |
3 | ジョセフ ニューガーデン | Team Penske | 93 | 39.672 | 0.255 | 0.052 | 226.856 |
4 | コナー デイリー | Ed Carpenter Racing | 70 | 39.752 | 0.335 | 0.080 | 226.399 |
5 | マルコ アンドレッティ | Andretti Herta-Haupert with Marco & Curb-Agajanian | 65 | 39.753 | 0.335 | 0.000 | 226.396 |
6 | ウィル パワー | Team Penske | 82 | 39.783 | 0.366 | 0.030 | 226.223 |
7 | Scott McLaughlin | Team Penske | 66 | 39.789 | 0.371 | 0.005 | 226.192 |
8 | トニー カナーン | Chip Ganassi Racing | 48 | 39.835 | 0.417 | 0.046 | 225.929 |
9 | 佐藤 琢磨 | Rahal Letterman Lanigan Racing | 94 | 39.875 | 0.457 | 0.040 | 225.701 |
10 | セージ カラム | Dreyer & Reinbold Racing | 61 | 39.903 | 0.486 | 0.028 | 225.542 |
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