ブラウニング、ついに本領発揮だ! 21番グリッドからの4位フィニッシュに笑顔「マシンが最適な状態なら良い走りができると証明できた」
スーパーフォーミュラ第2戦で驚異のジャンプアップを果たしたルーク・ブラウニングは、マシンが最適な作動領域に入りさえすれば良い走りができると証明できたことを喜んだ。
Luke Browning, REALIZE KONDO RACING
写真:: Masahide Kamio
ウイリアムズF1の育成ドライバーのスーパーフォーミュラ参戦として注目を集めながらも、もてぎで行なわれた開幕ラウンドでは苦しい戦いが続いていたルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)。しかし日曜午後の第2戦決勝レースでは会心の走りを見せ、21番グリッドから4位フィニッシュを果たし見る者を驚かせた。
ブラウニングは第1戦の予選で、5コーナーでのロックアップが響いてQ1敗退。悪天候となった決勝レースでは、視界不良かつ無線不通の状態でセーフティカー出動に気づかず、スロー走行の集団に突っ込みスピンしてしまい、ペナルティも科されて20位に終わる散々なレースとなった。第2戦の予選でも21番手に沈み、本人もフラストレーションを隠せずにいた。
しかし第2戦の決勝レースでは、その流れを一変させた。
ブラウニングは37周のレースで、最終ラップまでピットストップを引っ張り、ステイアウトを続ける戦略をとった。残り7周というところでトップに立つと、2番手で事実上の首位である太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と同等以上のペースで周回。その結果、4番手でピットアウトすることに成功した。21番グリッド(1台の車両がフォーメーションラップでストールしたため事実上の20番手スタート)だったことを考えると、驚異的なジャンプアップだった。
本人としても、これほど高水準のレースペースで周回できるとは思っていなかった様子だ。今回の戦略判断について尋ねた際、彼はこう語った。
「自分たちのペース的に、理に適った戦略だったね。ペースもデグラデーション(タイヤの性能劣化)も良い状態だったから、ステイアウトするのが賢明だった」
「このペースを維持できるなんて信じられなかった。とにかく前を追いかけて、追いかけて……最終的にはレースを通して僕たちが最速だったと思う。だからすごく満足している」
インタビュー中は笑顔も多く、リラックスした表情が戻ってきた感のあるブラウニング。マシンのセットアップがハマりさえすれば速いということを証明でき、満足げであった。
「最高だったね」
写真: Masahide Kamio
「やっぱり、厳しいセッションが続くと、常にポジティブでいるのは難しいし、良い面ばかりを見るのも簡単じゃない。でも今日の僕たちは、マシンが最適な作動領域に入ったら良い走りができることを証明できた」
「新しいサーキットについて学習を続けて、スピードに乗れるようになれば、最速の存在になれるということだ。何事もすぐに結果が出るわけじゃなくて、少し時間がかかるんだ」
開幕前から、具体的な目標やターゲットを問うような質問には、慎重な回答をしてきたブラウニング。今回好結果を残したとはいえ、スーパーフォーミュラでマシンのセッティングをスイートスポットに入れることの難しさを実感しているだけに、今後のレースでもとにかく学習にフォーカスしていきたいとした。
「このまま学び続け、積み上げて、どうすれば速くなって、どうすれば遅くなるのか理解しないといけない」
「このクルマをウインドウに入れるのは本当に難しい。何年も経験のある熟練の人たちなら理解しているだろうけど、僕たちもそこに行き着くことができれば、同じような走りができるはずだ」
「(セッションによって)路面温度も変わって、ラバーが乗ったりもしてグリップのレベルも変わってくる……こういう要素に合わせて微調整していかないと、正しい状態にはならない。僕たちにはそれを毎回完璧に予測できるほどの経験がないので、すごく速いときもあれば、うまくいくまでに少し時間がかかるときもある、という感じだ」
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