ついにF1ドライバーによる牙城が崩れた! 国内外で活躍する日本人選手が1-2-3に|読者が選ぶベストドライバー/ライダー2024
motorsport.com日本版が毎年実施している年末恒例の投票企画。2024年のベストドライバー/ライダー部門では、初めてF1ドライバー以外が得票1位となった。
写真:: Masahide Kamio
年末恒例となっているmotorsport.com日本版の読者投票企画。その年最も印象に残る活躍をした選手を募るベストドライバー/ライダー部門の投票結果を、ランキング形式でお届けする。
読者が選ぶベストドライバー/ライダー第5位:ランド・ノリス
写真: Steven Tee / Motorsport Images
5位にランクインしたのは、F1参戦6年目にして大きく飛躍を遂げたランド・ノリスだ。
復活の途上にあったマクラーレンから2019年にF1デビューを果たしたノリスは、チームの戦闘力アップと共に成績を向上させていたが、優勝には縁がなかった。しかし2024年のマイアミGPで悲願の初優勝を記録すると、後半戦はポイントリーダーのマックス・フェルスタッペンが調子を落とすのを尻目に点差を縮めていき、逆転タイトルも視野に入るほどだった。
取りこぼしがあったりと安定感が今ひとつだったこともあり、タイトル獲得はならなかったが、結果的に優勝4回、ポールポジション8回でランキング2位となったノリス。2025年は開幕ダッシュに成功すれば、ワールドチャンピオンも夢ではない。
読者が選ぶベストドライバー/ライダー第4位:マックス・フェルスタッペン
写真: Red Bull Content Pool
過去3年にわたって本投票企画のベストドライバー1位に選ばれてきたフェルスタッペン。2024年はF1での4連覇を達成したものの、近年稀に見る苦しいシーズンとなった。
とはいっても、シーズン前半の成績は圧倒的であった。開幕からの10レースで7勝を記録。22戦中19勝を挙げた前年と遜色ない活躍を見せていたが、そこから10戦優勝なしのレースが続き、その間マクラーレン、フェラーリ、メルセデスのライバルたちが勝ち星を分けた。
ただ上記の通り複数チームのライバルに勝ち星が分散したこともあり、フェルスタッペンは前半戦の貯金を活かして逃げ切りに成功。4連覇を達成した。現行規則最終戦となる2025年シーズンもタイトルを勝ち取ることができれば、ミハエル・シューマッハーに並ぶ史上最多の5連覇となる。
読者が選ぶベストドライバー/ライダー第3位:角田裕毅
写真: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2024年は角田裕毅にとって、F1でのベストシーズンを更新する1年になったと言える。ベストドライバー/ライダー投票でも過去最高の3位に入った。
角田は序盤戦からコンスタントに入賞を記録し、チームメイトのダニエル・リカルドを圧倒。レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスの4強、そしてフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に次ぐ勢力として存在感を見せた。
後半戦はハースやアルピーヌが躍進したことでランキング12位でシーズンを終えた角田だが、リカルドと新加入のリアム・ローソンを予選・決勝共に上回り、名実ともにチームのエースとして活躍した。悲願のレッドブル昇格こそ逃したが、多くのチームが獲得したがる、そんな存在になりつつある。
読者が選ぶベストドライバー/ライダー第2位:小椋藍
写真: Gold and Goose / Motorsport Images
2輪ロードレース界で、久々の日本人世界王者が誕生した。中量級のMoto2クラスに参戦する小椋藍が、2024年シーズンのチャンピオンに輝いたのだ。
小椋は2020年にMoto3でランキング3位に入ると、翌2021年にMoto2にステップアップ。2022年にはチャンピオンまであと一歩のところまで迫った。この時には既にホンダからのMotoGP昇格オファーがあったようだが、小椋は固辞している。
2023年は開幕前の怪我の影響でつまずきランキング9位に終わったが、2024年は群雄割拠のシーズンの中で安定して上位入賞を記録。見事チャンピオンに輝いた。ホンダとの関係は終了することになるが、小椋はタイトルを手土産にアプリリア陣営のトラックハウスからMotoGPデビューを果たすことが決まっている。
読者が選ぶベストドライバー/ライダー2024:坪井翔
写真: Masahide Kamio
2023年は“宮田莉朋の年”となった国内レース界だが、2024年は“坪井翔の年”となった。
2023年のスーパーGTで坪井は、TGR TEAM au TOM'Sで宮田とペアを組み、歴史上例が少ないシーズン3勝を記録して自身2度目のGT500タイトルを獲得した。迎えた2024年シーズンは海外挑戦の宮田に代わって山下健太がチームメイトとなったが、坪井は同い年の山下と完璧なコンビネーションを見せ、またしてもシーズン3勝を記録。これでGT500でのタイトルは3回目となり、ロニー・クインタレッリが持つ最多記録(4回)にあと1回と迫った。
一方スーパーフォーミュラでの坪井は過去5シーズンにわたってCERUMO・INGINGに所属してきたが、2020年にランキング3位、2023年にランキング4位となるもタイトルには縁がなかった。しかし2024年はTOM'Sに移籍して前年までの宮田のパッケージを引き継ぐと、富士戦での3戦3勝を筆頭に高いパフォーマンスを発揮。自身初のスーパーフォーミュラ王座、そして国内トップカテゴリーでの2冠を達成した。
2025年はカーナンバー1を背負い、前年と同じ体制で国内トップカテゴリーに参戦することが決まっている坪井。同年にはついに30歳を迎えるが、目指すは国内レース界の“絶対王者”か、それとも世界の舞台か……?
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