本文へスキップ
スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式テスト

漂う“やり手”の香り。TEAM IMPULに外国人エンジニアが新加入、星野一樹監督もベタ惚れ「メールを見た瞬間『こいつだ!』と思った」

ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULは、今季スーパーフォーミュラでアメリカ出身のオスカー・ゼラヤをエンジニアに起用する。星野一樹監督も、その器量や意気込みを高く評価しているという。

Oliver Rasmussen, Oscar Zelaya, ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL

写真:: Motorsport.com / Japan

 昨年のスーパーフォーミュラでランキング8位と低迷したTEAM IMPUL。新スポンサーも迎えて『ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL』として参戦する今シーズンは、浮上を目指してアメリカから強力な“助っ人外国人”を獲得した。

 その男の名前はオスカー・ゼラヤ。アメリカ出身、28歳のエンジニアで、最近ではアメリカのIMSAでキャデラックのLMDhプログラムに携わっていたが、昨年から何度か来日してインパルに同行。今季はスーパーフォーミュラで同じく新外国人のオリバー・ラスムッセンをトラックエンジニアとして担当する。

 以前、IMSAのNISMO DPiの開発を行なう会社で働いていたこともあり、NISMOのパワートレインエンジニアと繋がりがあったというゼラヤ。日本で働くことに関心があったため、彼らの伝手でインパルを紹介してもらったという。

 その時ゼラヤから来たメール文には、チームに欧米の血を取り入れたいと感じていた星野一樹監督も感銘を受けたと語る。

「数年前からエンジニアやメカニックの募集をかけている中で、色々な人がコンタクトしてくれたのですが、彼だけメールの内容が全然違っていたんですよね」

「『僕はこれだけすごいんだ』『これくらいのサラリーで雇ってくれ』という人がほとんどの中、彼だけは『ギャラは一切いらないから、まず僕の能力を見てくれ』と。『自分はピュアレーシングがしたい。日本のレースに絶対僕はフィットするから、見てくれないか』とのことでした。それを見た瞬間『こいつだ!』と思ったくらいです」

 チームの人間から語られるエピソード、20代にして会社を起業して若手エンジニアと共にレース活動をしているというバイタリティ、その話し方から漂うインテリジェンス……そんなゼラヤが醸し出す“やり手”のオーラもあってか、会見終了後にも囲み取材で引っ張りだことなっていた。日本の魅力を聞かれ、食べ物や観光地ではなく「公共交通機関が素晴らしい。電車の中でもみんなが礼儀正しい」と一味違った視点を披露した点も印象的だった。

 話を聞くに、ゼラヤはスーパーGTでもインパルで仕事をすることになりそうだ。チームを上昇気流に乗せる、そんな存在となることが期待されるが、ゼラヤを見つめる星野監督の眼差しも輝いているように見えた。

写真: Motorsport.com Japan

 

前の記事 異例の『ホンダ→トヨタ』エンジン載せ替え。新規参戦KDDI TGMGP TGR-DC、カラーリング好評も「前の方を走って更にカッコよく」
次の記事 【コラム】日本のモータースポーツ界が参考にすべきことがたくさんある? 中山競馬場に行ってみた

最新ニュース