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LMP2クラスを支えるグッドイヤー。驚異の安定性を持つタイヤでル・マン24時間レースもお任せあれ!

100周年記念ということもあり、例年以上の盛り上がりを見せているル・マン24時間レース。中でも激しい戦いが繰り広げられるであろうLMP2クラスでは、グッドイヤーが供給するタイヤが大きな役割を担っている。

#28 Jota Oreca 07 - Gibson of David Heinemeier Hansson, Oliver Rasmussen, Pietro Fittipaldi

 WEC(世界耐久選手権)のLMP2クラスにタイヤを供給しているグッドイヤー。実質イコールコンディションで激しい闘いが繰り広げられるこのクラスの足元を、グッドイヤーが開発するレーシングタイヤが支えている。

 1998年にF1を撤退して以降、グローバルなモータースポーツ活動はしてこなかったグッドイヤー。しかし2019年からWEC(FIA世界耐久選手権)のLMP2クラスへのタイヤ供給を開始。2021年からはLMP2クラスの単独サプライヤーとなっている。

 LMP2クラスはいずれもオレカ社製のシャシーを使用しており、実質ワンメイク状態。WECの中でも最も競争が激しいクラスだと言っても過言ではないだろう。それだけに、いかにうまくタイヤを使いこなすかが重要となってくる。

 とはいえ、グッドイヤーがLMP2クラスに供給しているタイヤは、すでに驚異的な安定性とパフォーマンスを発揮しているのも事実だ。

「LMP2クラスで重要視されているのは一貫性、つまり持続的なパフォーマンスだ」

 グッドイヤーの耐久プログラム・マネージャーであるマイク・マクレガーはそう語った。

「昨年ル・マンで優勝したJOTA(38号車)は、4スティントを1セットのタイヤでこなしたことが話題になった。タイヤの走行距離よりも、ドライバーの方が限界に近づいてきているんだ」

「1セットのタイヤでF1レース2回分以上の距離を走り、4スティントの終盤になっても最速タイムが出せるようになった」

「そこから、いかに改善していくかが今後の課題だ」

 LMP2クラスに限ったことではないが、今のWECは耐久レースとは言うものの、ほぼ毎周限界に近い走りを重ねている。それだけに、グッドイヤーのタイヤが発揮している安定性やパフォーマンスは驚異的と言えるだろう。

 そしてタイヤがワンメイクになったからといって、グッドイヤーのタイヤ開発は全く止まっていない。今季はタイヤウォーマーの使用が禁止(ル・マンに限りウォーマー使用が解禁)されたことも、タイヤサプライヤーにとっては大きな課題となったという。

「我々は決して立ち止まることなく、技術開発を押し進めている。今年はタイヤウォーマーが廃止されたことで、特別なチャレンジが必要になった」

「タイヤウォーマーがない状態でも自信を持ってシーズンを迎えられるように、大規模なテストプログラムを実施し、今のところ問題は発生していない。これは我々の研究開発と、開発チームの努力の賜物だ」

 グッドイヤーが供給するタイヤは、1スペックで様々な状況に対応できるよう開発されている。複数スペックを持ち込む必要がないため、サステナビリティの面でも優しく、ドライバーにとっても扱いやすいモノとなっている。

「FIAやACO(フランス西部自動車クラブ)からの要請は、あらゆるコンディションをカバーできる最も汎用性の高いプロダクトを1スペックで実現することだった」

 そうマクレガーは話した。

「スパでは4〜5度の気温でレースを行ない、バーレーンでは40度になる。ル・マンではこれまで20度台後半から30度台前半の気温が続いているが、タイヤはとてもよく機能している。これはプロ・アマのドライバーが使うことを考慮して、可能な限りオペレーション・ウインドウの広いタイヤを用意した結果だ。このタイヤはブロンズドライバーとも相性が良いんだ」

 先述のとおり、今年のル・マン24時間レースは100周年の記念大会。例年以上の盛り上がりを見せている2023年大会では、ハイパーカークラスだけではなく、グッドイヤーが支えるLMP2クラスの激しいバトルにもぜひ注目していただきたい。

 
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