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カッレ・ロバンペラ、今季限りでWRC引退。来季はスーパーフォーミュラに参戦「次の夢や挑戦を追いかけることは正しい選択」

カッレ・ロバンペラが今季限りでWRCを引退。来季からはスーパーフォーミュラに参戦することになった。

Kalle Rovanpera, Toyota Gazoo Racing WRT

Kalle Rovanpera, Toyota Gazoo Racing WRT

写真:: Toyota Racing

 WRC(世界ラリー選手権)で2度にわたってチャンピオンに輝いたカッレ・ロバンペラが、2025年シーズン限りWRCを引退することになった。そして2026年は、スーパーフォーミュラに参戦するという。

 ロバンペラは2020年からWRCへの挑戦をスタート。その後2021年には初優勝すると、2022年、2023年と2年連続でチャンピオンに輝いた。2025年シーズンも、 3回目のチャンピオン獲得に向けて邁進している。

 そんなロバンペラは、今季限りでWRCからの引退を表明。2026年からは新たなシリーズに挑戦するという。それがスーパーフォーミュラだ。所属チームはまだ明らかにされていないが、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)がその参戦をサポートするという。

「今回の決断は簡単ではありませんでしたが、しばらくの間自分の中で考えていたことです」

 ロバンペラはそうコメントを寄せた。

「この年齢で、すでにラリーで多くの成果をあげることができ、自分には他にどのような可能性があるのか、どんな新しい挑戦をしたいのかを考えるようになりました。難しい決断でしたが、次の夢や挑戦を追いかけることは正しい選択だと感じています」

「この新しい挑戦の最初からTGRのサポートを受けられること、そしてスーパーフォーミュラでレースができることは特別なことです。ラリーからの転向でいきなり深いところに飛び込むことになるのはわかっていますが、とても楽しみに思っています」

「この機会を最大限に活かせるよう、TGRと共に、できる限りの準備をする計画を立てています」

 ロバンペラは幼少期から、ワールドチャンピオンに輝くことを夢見ていたという。それを即座に叶える環境を手にできたことについて、TGR-WRTに感謝を述べた。

「小さい頃から運転を始めて、WRCドライバーになること、ラリーで優勝すること、そして世界チャンピオンになることが私の夢でした。このように早い段階で全てを叶えることができたのは言葉では表せないほどの思いで、TGR-WRTには本当に感謝しています」

「私たちは素晴らしいことを一緒に成し遂げてきましたし、このような素晴らしいチームと仕事ができて光栄でした。そして、コンビを組んだ初日からずっと支え続けてくれたヨンネ(ハルットゥネン/コ・ドライバー)には感謝してもしきれませんし、浮き沈みがある中で常に応援してくれたファンの皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです」

「ラリーでの残り3戦、全力を尽くして最後までプッシュし続けます」

 またTGR-WRTのチーム代表のヤリ-マティ・ラトバラも次のように語り、スーパーフォーミュラに挑むロバンペラにエールを送った。

「カッレはTGRと共に、すでにWRCで素晴らしいキャリアを築いてきました。史上最年少でWRC優勝を果たし、その後最年少でワールドチャンピオンとなり、ドライバーズタイトルを2度獲得しています。彼はこれまで多くの成果を挙げながらもまだまだ若いので、挑戦できるうちに新たな挑戦を望むのは自然なことです」

 ラトバラはそう語った。

「これまでにレーシングドライバーがラリーに挑戦する例は見てきましたが、ラリードライバーがサーキットレースに挑戦し、特にフォーミュラカーのようなシングルシーターでトップレベルに挑む例は非常に稀です」

「TGRは常にドライバーが夢を実現するサポートをしたいという考えを持っており、そのような機会を提供できるメーカーは多くはないと思います。これは双方にとって非常にワクワクすることです」

「これまでのシーズン、カッレとヨンネはチームの成功に大きく貢献してきました。今シーズン残り3戦となり、彼がラリーキャリアをワールドチャンピオンとして締めくくりたいと強く願っていることは間違いありません。ですが、同じく勝利を強く望むチームメイトが二人いることも事実です。彼がいなくなることは寂しいですが、我々は才能ある若手ドライバーの育成にも力を入れてきており、2026年以降も強いドライバーラインナップで挑めると自信を持っています」

 ラトバラ代表はそう言うが、これまで数人のラリードライバーが、サーキットレースに挑んできた。

 最近ではセバスチャン・オジェやコリン・マクレー、セバスチャン・ローブなどがF1マシンをテストドライブ。ロバンペラも2024年の11月に、レッドブルリンクでレッドブルのF1マシンRB8を走らせた。またロバンペラは以前、ポルシェ・カレラカップやフォーミュラ・ドリフト・ジャパンにも参戦し、その腕を披露している。

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