ランキング首位のパロウ、エンジントラブルで無得点に終わるも悲願の初タイトル獲得へ向けポジティブ
インディカー・シリーズでランキング首位につけているチップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウは、エンジントラブルにより第12戦インディGPで無得点に終わったものの、タイトル獲得へ向けてポジティブだと語った。
写真:: Geoff Miller / Motorsport Images
今シーズンのインディカー・シリーズでドライバーズランキング首位につけているアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)は、第12戦インディGPをエンジントラブルによりリタイアしたものの、初タイトル獲得に向けての見通しは良いと語った。
予選6番手のパロウは、レーススタート時からエンジンのモード変更に問題を抱えていたが、モード3への変更をチームが許可したことでレースへ参加できた。
パトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)を交わし、4番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)に迫る勢いを見せたパロウだったが、残り17周を残したところでエンジンが停止してしまった。
チームメイトで昨年のチャンピオンであるスコット・ディクソンは26番手から17位までリカバリーしランキング3番手。ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は8位で、ディクソンの後ろ4番手につけている。
オワードはポールポジションスタートで5位に終わったものの、ランキング首位のパロウがリタイアしたこともあって、4戦を残し21ポイント差のランキング2番手につけた。
さらにパロウは今季3度目となるエンジン交換によって、次戦ゲートウェイでグリッド降格ペナルティを受けることになる。
インディカー・シリーズ参戦2年目にしてランキング首位を走るパロウは、2番手以下との差を詰められてしまったものの、現在の状況をポジティブに捉えている。
「僕らにとっては最悪の1日だったが、まだ(ライバルに)21点差つけている」と彼は語った。
「僕らは良いポジションにいる。僕らはただ今やっていることを続けるだけだ」
「今回も僕らはレースのために戦えたし、ピットストップも良かった。クルーは強力だ。これからもレースで戦い続けるだけだ」
ランキング3番手のディクソンに13点差をつけ、パロウの直近のライバルであるオワードはNBCSNにこう語った。
「正直なところ、今日はとてもラッキーだったと思っている。見ての通り、スタートしたところよりも後退してしまった。アレックスにとっては残念なことではあるが、今日の収穫は彼がエンジンブローしたことだと思う」
「実際、そのおかげで順位を大きく上げることができた。今は21点差でランキング2番手につけているし、これで僕らが望んでいた勢いが出てきたと思う。次のゲートウェイも僕らにとって良いモノになると思う」
「今回、僕らにはただペースが無かった。表彰台に登れなくてよかった。僕らには相応しくなかったからね。僕らにはペースがなくて、前にいた他のライバルは僕らより速かった」
「特に、前からスタートしたのに5位入賞のために精一杯走るのはタフなことだ」
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