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ブラック&ピンクなアルピーヌF1がヘレスを駆ける。ピレリ、2026年新規定に向け今年3度目のタイヤテストを実施

ピレリはスペインのヘレス・サーキットで、アルピーヌやマクラーレン、メルセデスの協力を得て、2026年用タイヤの開発テストを実施した。

Jack Doohan, Alpine A523, Pirelli Jerez test

Jack Doohan, Alpine A523, Pirelli Jerez test

写真:: Pirelli

 2月12日(水)から2月13日(木)にかけて、スペインのヘレス・サーキットでピレリがF1タイヤテストを実施。アルピーヌとマクラーレン、メルセデスがテストに協力した。

 今年に入って3度目となるピレリテスト。このテストによりピレリは、F1に新たなテクニカルレギュレーションが導入される2026年用のタイヤ開発のためのデータを収集している。現行規則と同じ18インチというホイールリムの直径は変わらないものの、幅はフロントが25mm、リヤは30mm狭くなる。またタイヤ自体の直径も現在の720mmから705~710mmへと小さくなる予定だ。

 そのため各チームとも、ここ数年で使用したマシンを、プロトタイプタイヤおよび新レギュレーションで想定されるパフォーマンスに合わせて改造した“ミュールカー”を持ち込んだ。

 マクラーレンはフランスのポール・リカール・サーキットで行なわれた今年1回目のタイヤテスト、スペインのバルセロナ・カタルニア・サーキットで行なわれた2回目のタイヤテストに続いて3回目の参加だ。

 初回のテストはウエット系タイヤでの走行が中心だったが、今回は2回目のテストと同様に様々なスリックタイヤが持ち込まれた。ヘレスでは特にC2からC4までの各種構造とコンパウンドの組み合わせが試された。

 テスト初日にはマクラーレンとアルピーヌの2チームが参加。マクラーレンのインディカードライバーでありF1リザーブも務めるパトリシオ・オワードが2023年マシンMCL60のステアリングを握った。アルピーヌからはレギュラードライバーのピエール・ガスリーが参加し、2023年マシンA523を走らせた。

Jack Doohan, Alpine A523, Pirelli Jerez test

Jack Doohan, Alpine A523, Pirelli Jerez test

写真: Pirelli

 オワードは計153周を走り、ベストタイムは1分19秒484。ガスリーは157周を走破して1分18秒をマークした。

 テスト2日目には、マクラーレンに代わってメルセデスが参加。レギュラードライバーのジョージ・ラッセルが2024年マシンW15を計135周走らせた。アルピーヌはこの日もヘレスにとどまり、2025年からF1フル参戦を果たすジャック・ドゥーハンがA523で113周を走破した。

 2日間のテストを終えて全体ベストとなったのは、ドゥーハンの1分17秒255。ラッセルも1分17秒976でそれに続いたが、異なる走行プログラムで記録されたタイムのため、これはあくまでも参考記録だ。

「参加した3チームの重要な協力のおかげで、2025年の早い段階でまた良いテストができた」

 ピレリのモータースポーツディレクターであるマリオ・イゾラはそうテストを総括した。

「ポール・リカールとカタルニアに加え、ヘレス・サーキットでも非常に重要なテストを得ることができた。ここ何年も選手権のカレンダーには載っていないサーキットだが、この時期の好天もあり、テスト場としては興味深いところだ」

「2025年シーズン開幕まで、あと1回のテストセッションを残し、サーキットでの作業の重要な初期段階を終えることになる」

「これまでに収集できた情報によって、今後のテストに向けてこれまで以上に正確な開発ができるはずだ」

 なおピレリの次回タイヤテストは3月2日(日)から3月3日(月)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで実施される。ここにはアルピーヌ、そしてウイリアムズが参加する。

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