メキシコ&ブラジル、高地サーキットでメルセデスPU信頼性の問題は出ない? ウイリアムズ「懸念はない」
2021年シーズン後半戦では、メルセデス製のパワーユニットが信頼性の問題に見舞われているが、ウイリアムズは高地メキシコとブラジルでの連戦で信頼性への懸念は無いと主張している。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
2021年シーズンのF1はメルセデスとレッドブルによる激しいタイトル争いが繰り広げられている。しかしメルセデスには、シーズン後半戦になってパワーユニット(PU)の信頼性に懸念が生じている。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、「再発を続ける信頼性の問題」に直面していると明かしており、バルテリ・ボッタスは直近4レースで3回もPUのコンポーネントを交換せざるを得ない状況だった。
タイトルを争っているルイス・ハミルトンもPUを交換しており、カスタマーチームのアストンマーチン、そしてウイリアムズもPUの交換を行なっている。
今週末には、標高の高いエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行なわれるメキシコGPが予定されている。その次のブラジルGPの舞台であるホセ・カルロスパーチェ・サーキットの標高も高い。標高が高いということは空気が薄いということを意味しており、PU、特にICE(内燃エンジン)への負荷も大きくなってくるため、信頼性への懸念が高まることも考えられる。
ただ、メルセデス製PUを使うウイリアムズとしては、南米2連戦でPUが問題になるとは考えていないという。
「いや、現時点は懸念にはなっていない」
ウイリアムズの車両パフォーマンス責任者であるデイブ・ロブソンは、高地でのレースとなることが、チームとして更に心配事の増える問題かと訊かれると、そう答えた。
「標高が信頼性の点で大きな問題になるとは思っていない。問題は無いだろう。だから現段階では、懸念があるとも思っていないんだ」
ウイリアムズは現在コンストラクターズランキング8番手。残り5レースという段階でランキング9番手のアルファロメオには16ポイント差をつけているため、そのポジションを維持する可能性は高いと言える。
好調が続いているウイリアムズだが、彼らは残りのレースでアルピーヌやアストンマーチンといったランキングで上を行くライバルたちと、より接近戦を繰り広げることができると考えているようだ。
「アルファロメオとの8番手争いは、少し落ち着いて来ていると思う。そして我々はアルピーヌとアストンマーチンに接近することができると思っている。恐らく8位か9位がウチのマシンの位置だと思うけどね」
「だが上手く行っている時なら、それぞれ2台のアルピーヌとアストンマーチンのうち、遅い方は抜く事ができる。それからツノダ(角田裕毅/アルファタウリ)を上回ることもできていたんだが、最近の彼は非常に上手く走っている。彼は過去数戦、予選では特に良いため、少し難しくなってきている」
「しかしそれはそれだ。我々は確かに9番手につけられており、時には8番手、そして7番手に接近することもある」
「良い仕事をしている時には、必要以上に他を引き離せることもあるんだ」
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