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超絶カオスの大激戦を、ウェーレインが制す。ヤマハがFE初表彰台獲得|フォーミュラEマイアミE-Prix決勝

フォーミュラE第5戦マイアミE-Prixの決勝レースでは、 パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)が勝利を掴んだ。ヤマハが初めての表彰台を獲得した。

Lucas di Grassi, Lola Yamaha ABT Formula E Team

Lucas di Grassi, Lola Yamaha ABT Formula E Team

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 4月13日(日)に開催されたフォーミュラEの2024-25シーズン第5戦マイアミE-Prixの決勝レースでは、ポルシェのパスカル・ウェーレインが優勝した。ルーカス・ディ・グラッシが2位に入り、ローラ・ヤマハ・アプトにとって初表彰台となった。

 フォーミュラEでは久しぶりの開催となったマイアミでの1戦。今回は市街地サーキットではなく、ホームステッド=マイアミ・スピードウェイのロードコースが舞台となった。決勝レースの天候は、マイアミらしい晴れ。スタート前の気温は26度、路面温度は50度へと上昇していた。

 予選では日産のノーマン・ナトーがポールポジションを初めて獲得し、ホームレースとなるアンドレッティのジェイク・デニスがフロントロウに並んだ。

 26周の決勝レースがスタートすると、ナトーがまずまずの蹴り出しで首位をキープ。ただ、オープニングラップでポジションを上げてきたマヒンドラのニック・デ・フリーズが2周目に入るところでトップに浮上した。

 レース序盤は各車ともバッテリー残量をセーブする走り。その中でナトーはトップに返り咲くというシーンもあったが、22台が隊列を組み、予選から10秒以上遅いペースで周回を重ねるという展開であり、効率的に走るためのポジション取りによるモノが大きかった。

 各車とも序盤のアタックモード使用に関しては消極的。9周目になって初めてエンビジョン・レーシングのセバスチャン・ブエミが起動したが、大半のドライバーはレース折り返し頃まで1回目の起動を遅らせた。

 とはいえ350kWのパワーアップにより、ポジションは目まぐるしく変わっていき、16周目に入った時点ではポルシェのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが首位に立った。その後ウェーレインが2番手に上がり、ポルシェが1-2体制を築いた。先頭争いにはディ・グラッシも加わってきた。

 そんな中、17周目に入ったところでデ・フリーズがマシントラブルでストップ。これでセーフティカーが出動し、一時休戦となった。ただデ・フリーズは自力で再始動することができたため、19周目からレース再開となった。

 バッテリー残量に余裕もある首位ダ・コスタは、20周目に2回目のアタックモードを起動させた。その直後、シケインで3台が絡むクラッシュが発生し、またもセーフティカー出動。マシンの回収に時間がかかることが見込まれるため、赤旗中断となった。

 23周目からスタンディングスタートでレース再開。4周の超スプリントレースが幕を開けた。しかしまだアタックモードを使い切っていないドライバーも数多く、しっかりとそれを使い切れるのかというところも焦点となった。

 アタックモードを起動したウェーレインは、既にアタックモードを使い切っていたダ・コスタを難なくオーバーテイク。ダ・コスタはなす術なしといた感じで、ズルズルとポジションを下げていった。

 ウェーレインは首位のまま最終ラップに入り、勝利するかに見えた。しかし日産のノーマン・ナトーがチェッカー寸前にウェーレインを交わし、トップチェッカーを受けた。

 ただ、このナトーはアタックモードを使い切っておらず、レース後に10秒ペナルティ。この他、3番手フィニッシュのロビン・フランス(エンヴィジョン)以下オリバー・ローランド(日産)、サム・バード(マクラーレン)、テイラー・バーナード(マクラーレン)らにも同様のペナルティが科された。

 その結果、ウェーレインが優勝。2位には6番手でフィニッシュしたディ・グラッシが入った。ローラ・ヤマハ・アプトとしては、フォーミュラEでの初ポイントが初表彰台という形になった。3位には7番手フィニッシュのダ・コスタが入った。

 

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