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フォーミュラE、バッテリーに懸念? ベルリン連戦でアタックモード使用時間を短縮

フォーミュラEは、バッテリーの健全性に対する懸念が高まっていることから、ベルリンでのダブルヘッダーにおいてアタックモードの使用時間を短縮する。

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 フォーミュラEは、テンペルホーフ空港跡地でダブルヘッダー開催されるベルリンE-Prixについて、アタックモードの使用時間を1戦目は6分、2戦目は4分に短縮することを発表した。

 アタックモードとは、レース中にレーシングラインを外れて指定された検出ポイントを通過することで最大出力を300kWから350kWに引き上げることができる戦略的要素だ。これまでは2回に分け、計8分間使用されてきた。

 しかしバッテリーに余分な負担がかかるため、FIAとバッテリーのサプライヤーであるWAE(旧ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング)は、今週末からバッテリーユニットをより保護するための予防措置を講じたようだ。

 現王者のジェイク・デニス(アンドレッティ)は、今回の変更について「バッテリーの問題でそうなったのは明らかだ」と語った。

「彼らはバッテリーにあまり長く350kWのストレスを与えたくはないのだろう」

「そうする必要があるならそうしなくちゃいけない。賛成でも反対でもなく、それは今の状況の一部であり、誰にとっても同じことだから、それほど大きな変化じゃない」

 これはドライバーやチームから提起された問題なのかと尋ねられたデニスは、バッテリーサプライヤーのWAEが主導していると主張した。

「僕らには何の関係もない。僕らがどれだけのアタックモードを許可されるか決めるのはウイリアムズだ」

「今週末のバッテリー温度とは何の関係もない。それほど高くなかったからね。ただ、350kWのマシンはとても速く、パワーユニット自体に大きなエネルギーとストレスを与えている。それも今の状況の一部だ」

Photo by: James Sutton / Motorsport Images

 灼熱のコンディションだったサンパウロE-Prixでは、長いストレートとそのコンディションがオーバーヒートを引き起こし、数人のドライバーがパワーダウンを強いられていた。

 すべてのバッテリーはシーズンオフにWAEによって整備され、バレンシアのプレシーズン・テストでは爆発事故を受けて徹底的に検査された。

 しかしバッテリーの経年劣化が予期せぬ問題を引き起こしているようだ。

 アプトのルーカス・ディ・グラッシは「現時点で、バッテリーはレースごとに少しずつ劣化している」と語った。

「レースごと、(充電)サイクルを重ねるごとにね」

「バッテリーに問題があるとは言わないけど、サンパウロのような暑いところを含めた一部のレースでは、パワーロスが大きく、温度の問題でバッテリーはより苦しむことになった」

「ここではバッテリーの温度は問題にならない」

 フォーミュラEは今後数週間のうちに、上海とポートランドでのダブルヘッダーを予定している。より高速で広い常設サーキットでのレースとなるため、さらなる予防措置が講じられる可能性は高そうだ。

 FIAの声明は次のとおりだ。

「ベルリンE-Prixのアタックモードは、マシンのライフサイクル監視の通常かつ継続的なプロセスの一環として、その時間が短縮された」

「競技規則は、このような柔軟なフォーマットを可能にするために特別に設計されている」

 

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