アズレン×ヤマハ、鈴鹿8耐コラボも3年目! コスプレで参加のレースクイーンが感じた“異世界”とは? 無理承知で「ほぼ紐衣装」実現の要望も
人気スマートフォン向けゲームのアズールレーンは、とコラボレーションし今年で3年連続の鈴鹿8耐出場を果たした。同チームはゲームキャラクターの衣装を纏ったレースクイーンも人気を集めているが、コスプレイヤーの方たちに話を訊いた。
IRF with AZURLANE
写真:: Kusudo Aki
2024年の鈴鹿8時間耐久ロードレースへ参戦し、27位で完走を果たした15号車IRF with AZURLANE。人気のスマートフォン向けゲーム『アズールレーン』とのコラボレーションが話題を集めているこのチームだが、大人気のレースクイーン役を務めたコスプレイヤーの方々に話を訊いた。
コラボの経緯を軽く説明をしておくと、このコラボレーションはアズールレーンを配信するYostarの社長に「レースクイーンが見たい」という想いがあったことがきっかけとされている。アズールレーンはかつての軍艦をモチーフとした美少女キャラクターが多数登場するゲームだが、”船”のゲームのため、レースクイーン(の衣装など)は登場させ辛い……しかしコラボしていれば話は別というわけだ。
アズールレーンのゲーム内では、2020年よりレースクイーンをモチーフとした衣装が登場。これはかなり人気を博すテーマとなり、今も新しい衣装がゲームに登場し続けている。2023年のコラボでコスプレイヤーの着用していたコスチュームも、ゲーム内の衣装を再現したものだ。
そんなわけで始まったアズールレーンとのコラボも今年で3年目を迎えた。3年目の今年はコラボ用に統一されたレースクイーン衣装が描き下ろされ、コスプレイヤーはその衣装を纏って会場に登場した。
当然のように今年も非常に多くのファンを集め、ピットウォークやイベントなどは大盛況。レースでは目標としていたノートラブルでの完走と、史上最多周回数の両方を達成……3回目の鈴鹿8耐は大成功に終わった。
そんな3回目の8耐に参加したコスプレイヤーの方達は、何を思っていたのか? 普段とは全く畑違いのメディアであるmotorsport.comの取材に応えてくれた彼女達が想いを語ってくれた。
「1年目と比べると、(8耐に)来ていただけるアズレンファンの方の人数も増えて、レースクイーンも前回からこうして人に増えて、さらに今回はみんなで統一した衣装を着ることができて、本当に盛り上がりの大きさを感じます。これからもっともっと大きくなってくれるんじゃないかな、という希望みたいなものを感じたり、ワクワクしますね」
そう語るのは、アズレンコラボの初年度から参加している尊みを感じて桜井さんだ。
上写真:左から尊みを感じて桜井(ニュージャージー)/シスル(ブレマートン)/楪くれは(クリーブランド)
コラボも3年目となり、8耐の雰囲気にも慣れつつある様子の尊みを感じて桜井さん。一方でコラボ参加2年目の後輩(なお今年はキャラクター人がゲーム内で同じ陣営。キャラクターの元ネタ的にはクリーブランドが先輩にあたる)達は、今年はより楽しめるようになったと語っている。
「まだ私たちは分からないこともいっぱいあるので、スタッフの方や先輩に教えてもらっています。去年よりももっと楽しめるように努力しながら応援しているのですが、楽しいです」(シスル)
とはいえ鈴鹿8耐は、彼女たちが普段参加するゲームやアニメのイベントとはかなり毛色が違っていることも間違いない。それは、レースクイーンとして参加している中でも、ひしひしと感じられていたという。
「やっぱり私たちがいつも活動していない場所での活動なので、本当にいつもと(リーチする範囲が)違う人たちです。違う趣味、思考を持った人たちとこうして触れ合う機会があまりないので、鈴鹿に来ると『この人は本当にバイクが好きなんだな』と思いますよね」尊みを感じて桜井)
「私たちはアズレンコラボでここにいるので、そこでアズレンのグッズを付けてくれているのを見ると、『ああ、アズレンが好きで来てくれたんだな』とか思ったり、いつもと違う触れ合いみたいなものを感じられて、すごく楽しいです」(尊みを感じて桜井)
「(アズレングッズをつけている人を見ると)安心(笑)ってなります。でもアズレンとか全然知らない、バイク好きの方たちが多いと思うんですけど、すれ違った時とかに『すごい可愛い!』みたいな声をかけてもらって、『アズレンっていうんですよ~』って会話したり。そこで知ってくれることもあるから嬉しいです」(シスル)
意外なところでは、レースファンのカメラ撮影は「皆さん紳士(編注:インターネットスラング的な意味ではない)なんですよね」と、彼女たちは感じていたという。
なおアズールレーンのゲーム側では最近、合計名6分の新たなレースクイーン衣装が登場している。社長の前述の思惑は間違いなく達成されているように思えるが、これまでも多数実装されてきたレースクイーン衣装の中で、コスプレイヤー側として着てみたい衣装も聞いてみた。
「個人的には翔鶴(衣装名:疾翔の姉羽)をやってみたいです。初期に出たレースクイーン(衣装)の子たちって、『レースクイーンといえばまあそうか』みたいな子が多くて(笑)。(翔鶴のレースクイーン衣装も)『いや紐か?』みたいなどうやって着ているのか分からない衣装なんですけど、フィギュアを見た時にそのお尻に紐が食い込んでいるのが素晴らしすぎて、やりたいなって思いました」(尊みを感じて桜井)
翔鶴(疾翔の姉羽)
写真: Yostar
「私はウルリッヒ(・フォン・フッテン/孤高のイグニッションタイム)ですね。去年、周年(の記念リアルイベント)でウルリッヒをやったので、ぜひやりたいなって思っています」(楪くれは)
「私は去年信濃のコスプレを(8耐で)やったので、次は(大和型つながりの)武蔵のレースクイーンをぜひ実装してもらって、(コスプレを)させていただきたいですね」(シスル)
ウルリッヒ・フォン・フッテン(孤高のイグニッションタイム)
写真: Yostar
なお尊みを感じて桜井さんの希望していた翔鶴のレースクイーン衣装は、流石に布面積が少なすぎるのか、謎の光の手助けを受けることのできない現実世界では難しい可能性が高いと、広報担当者が困り顔を見せていたことを付け加えておく。
アズールレーンは今年で配信7周年を迎えている。今回の鈴鹿8耐コラボで興味を持った人は、この機会にゲームを始めてみるのもいいかもしれない。
また今年のアズールレーンコラボも今後、ドキュメンタリー映像が公開予定とのこと。こちらもファンの方や、今回初めて見て気になったレースファンは要チェックだろう。
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