来季スーパーフォーミュラは歴代最多の13戦! 韓国ラウンドの開催地はインジェと公表
スーパーフォーミュラは2025年シーズンの開催カレンダーの詳細を発表。レース数が増加することや、韓国ラウンドの開催地がインジェであることなどが明らかにされた。
写真:: Masahide Kamio
スーパーフォーミュラ第5戦が行なわれるモビリティリゾートもてぎで、プロモーターである日本レースプロモーション(JRP)の定例会見が実施。先日JAFによって公示された2025年の開催カレンターについての説明などが行なわれた。
既に明らかになっている通り、来季のスーパーフォーミュラは海外戦を含めた全8大会で実施される。その海外戦は6月に韓国で実施されることがアナウンスされていたが、その開催サーキットについては公表されていなかった。しかし今回、それがインジェ・スピーディウムであることが明かされた。
インジェは韓国北東部に位置するサーキットで、かつてはスーパー耐久が開催されたことがあり、スーパーフォーミュラも10年ほど前にインジェでの開催を目指していたことで知られる。まだ正式な契約締結には至っていないようだが、調整が最終段階に入っているということもあり、具体的なサーキット名を明かすことにしたという。
JRPの上野禎久社長は、韓国戦開催の経緯などについて次のように説明した。
「我々も韓国という場所に限定して事を進めたのではありません。幸いなことに、シリーズの盛り上がりもあって、海外のプロモーターから色々なご提案をいただきました。その中でかなり具体的な提案をいただいたことに加え、韓国のモータースポーツ文化を醸成したいという主催者、プロモーターの思いも我々と合致しました」
「開催に向けてはまだまだハードルはありますが、大変ポジティブな打ち合わせを進めておりますし、ぜひ実施に向けて進めていきます。具体的な発表は9月の中旬になるかと思いますが、それまでに準備を進めてまいります」
舞台となるインジェ・スピーディウムに関しては、そのバンピーで起伏の激しいコースレイアウトに関する懸念の声も関係者レベルでは聞こえてきている。ただ上野社長は「個別に特徴を挙げれば出てきますが、FIAのグレード2を持っているコースですし、十分開催に値するコースだと思っています」とコメント。開催が正式に決まれば、出来る限り走行時間を確保できるようなスケジュールに調整されるであろうとした。
また、韓国開催に際して地元のドライバーやチームのワイルドカード参加はあるのかとの質問に上野社長は、現時点でスーパーフォーミュラのクオリティにマッチする参加者がいるとは言い難いため、来季のレースでそういったワイルドカードが設けられることはないようだが、将来的な構想としては存在すると回答した。
そしてレース数に関しては、国内トップフォーミュラでは歴代最多となる年間13レースに。8大会中5大会で2レース制フォーマットが採用される。JRPはかねてよりレース数を増やしたいと公言してきたが、その思いを具現化した形だ。フォーマットに関しても従来の2レース週末と同じく、金曜に専有走行を実施し、土曜と日曜にそれぞれ予選と決勝を行なう流れになりそうだ。
2025年スーパーフォーミュラ開催カレンダー(仮)
3月8日〜9日 第1戦・第2戦 鈴鹿サーキット
4月19日〜20日 第3戦・第4戦 モビリティリゾートもてぎ
5月17日〜18日 第5戦 オートポリス
6月7日〜8日 第6戦 韓国
7月19日〜20日 第7戦・第8戦 富士スピードウェイ
8月9日〜10日 第9戦 スポーツランドSUGO
10月11日〜12日 第10戦・第11戦 富士スピードウェイ
11月22日〜23日 第12戦・第13戦 鈴鹿サーキット
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