WEC、年またぎの2019-2020年シーズン暫定カレンダーを発表
WECは、初の年またぎ”通常”シーズンである2019-2020年シーズンの暫定カレンダーを発表。4時間で争われるシルバーストンで幕を開け、富士は第2戦に組み込まれることが明らかになった。
世界耐久選手権(WEC)の2019-2020年シーズンの暫定カレンダーが発表された。
今季は移行期に当たるため、”スーパーシーズン”として1年半にも及ぶ長いシーズンを送っているWEC。2019-2020年シーズンは、初めて年またぎの通常シーズンとなる。
この2019-2020年シーズンは、9月にイギリス・シルバーストンでの4時間レースで開幕。富士スピードウェイでの日本ラウンドは第2戦(6時間)に設定され、上海(4時間)、バーレーン(8時間)、サンパウロ(6時間)、セブリング(1000マイル)、スパ・フランコルシャン(6時間)、そしてル・マン24時間レースで最終戦を迎える。これを見てもわかるとおり、今季はほとんどのレースが6時間で揃えられていたが、4時間、6時間、8時間、1000マイルと、様々なバリエーションが設けられることとなった。
「大きな安定性と親しみやすさを提供するだけでなく、時代と共に動き、世界中の多くのファンの期待に応えることができるカレンダーを発表することができ、とても満足している」
フランス西部自動車協会(ACO)のピエール・フィヨン代表はそうコメントを寄せた。
「ル・マン24時間を基軸に、WECは引き続き、可能な限り最も競争力があり、なおかつオープンなチャンピオンシップを提供し続ける」
「レースフォーマットを改訂することは、過去の耐久イベントを踏襲することがある。しかし我々は未来を見据え、持続可能で現実的な事に直結する、エキサイティングなチャンピオンシップを目指す事を決して止めない」
「新しい形となるWEC開催カレンダーは、2019年の9月にシルバーストンで幕を開ける。それが待ちきれないのだ」
またWECのCEOであるジェラール・ヌブーも、次のように語った。
「我々のファンが話している事、それに耳を傾け、反応した」
「当然、我々はパートナーや競技参加者たちと議論を重ねてきた。この新しいカレンダーは、ファンを喜ばせるだけではなく、彼らの期待と必要な条件を満たす事がが出来ると確信している」
「我々の目標は、2020-2021年シーズンのカレンダーにラウンドを追加し、関心を引きつけるために、少なくとも毎月イベントがあるようにすることだ」
WECの2019-2020年暫定カレンダーは、以下のとおりとなっている。
2019年9月1日:シルバーストン4時間(イギリス)
2019年10月13日:富士6時間(日本)
2019年11月17日:上海4時間(中国)
2019年12月14日:バーレーン8時間(バーレーン)
2020年2月1日:サンパウロ6時間(ブラジル)
2020年3月:セブリング1000マイル(アメリカ)
2020年5月3日:スパ・フランコルシャン6時間(ベルギー)
2020年6月13-14日:ル・マン24時間(フランス)
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