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オジェ、トヨタでの戴冠諦めず。残り2戦で18ポイントの逆転を目指す

トヨタのセバスチャン・オジェは、自身7度目となるWRCチャンピオン獲得を諦めていないと語った。

Sébastien Ogier, Julien Ingrassia, Toyota Gazoo Racing WRT Toyota Yaris WRC

写真:: McKlein / Motorsport Images

 トヨタからWRCに参戦しているセバスチャン・オジェは、先月のWRC第5戦ラリー・トルコのSS11でエンジントラブルに見舞われ、今季初のノーポイントに終わった。

 この結果、オジェはチームメイトのエルフィン・エバンスにポイントリーダーの座を明け渡す形となり、シーズン残り2戦で18ポイント差を追う形となった。

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 しかしオジェは自身7度目のチャンピオン獲得を諦めておらず、新型コロナウイルスがさらにカレンダーに悪影響を与えない限り、逆転は可能だと考えている。

「僕たちは将来のことがあまり分からない状況にある。でも、予定されている通りあと2イベントやることができるなら、まだ60ポイント獲得することができる。数字上(タイトル獲得の)チャンスがある限り、僕たちは戦い続ける」

 2020年シーズン限りでの引退を表明しているオジェは、2013年~2018年までドライバーズタイトルを6連覇している。昨年はトヨタのオット・タナク(現ヒュンダイ)に7連覇を阻止されたが、タイトルを奪還するために必要なことは全てやれていると話した。

「今季は大きなミスはしていないし、タイトル争いを続けるためにやるべきことを確実にやっている」

「トルコではスピードも良かったし、チャンピオンシップに向けて良い結果を出すためにやるべきことをやっていたけど、上手くいかなかった」

「モチベーションは問題ない。もちろん、それは年を経るごとに変わっていくパラメーターだし、最初のタイトルと7回目のタイトルを狙う時ではモチベーションも同じではないけど、問題はないよ」

 昨年王者のタナクは、オジェと9ポイント差のランキング3番手、トヨタ3台目のカッレ・ロバンペラも同ポイントでランキング4番手に並んでいる。

 サルディニアで行なわれている第6戦ラリー・イタリア初日を終えた段階で、オジェは4番手。エバンスは5番手につけている。逆転王者を目指すオジェとしては、さらに上位でのフィニッシュを目指したいところだ。

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