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4億円超! デ・トマゾが最新ハイパーカーP900を発表。合成燃料使う”超軽量”自然吸気V12エンジンで、カーボンニュートラルを実現

18台限定! イタリアのスーパーカーメーカー”デ・トマゾ”が、最新ハイパーカーP900を発表。”合成燃料専用”V12エンジンで、カーボンニュートラルを実現するという。

De Tomaso P900

写真:: Motor1

 デ・トマゾが、新しいハイパーカーP900を発表した。世界限定18台のこのハイパーカーは、世間が電動化へと進む現状に逆行するように、自然吸気V12型エンジンを搭載するモノとなるようだ。

 11月29日に公開されたこのP900は、公道走行不可能なサーキット専用車で、前述の通り自然吸気のV型12気筒エンジンを搭載する。このV12エンジンは歴史上最も小型で最軽量であり、わずか220kgであるという。最高回転数は12300rpmで、900馬力を発生する。

 近年はハイパーカーであっても、電動モーターを搭載するハイブリッドパワーユニットになっているのが常だ。しかしこのP900はエンジンのみ。ただ、前述の通り軽量化されているだけでなく、合成燃料で稼働することを念頭に設計されているため、カーボンニュートラルに貢献できるとされている。ただこのエンジンは、2024年まで開発が続けられるという。

 エンジンのみではなく車体も実に軽く設計されており、車両重量は900kg。つまりパワーウェイトレシオ1:1を実現している。

 V12エンジンで発生されるパワーは、Xtrac製のシーケンシャルギヤボックスを介してリヤアクスルに伝達される。

 なおV12エンジンの開発完了を待てない顧客には、ジャッドV10エンジンを搭載してのデリバリーも可能だという。

 リヤウイングには、DRSに対応したアクティブ・リヤウイングを採用。F1でも使われる風洞で実験が行なわれた。

 パフォーマンスに関するデータの詳細は明らかにされていないが、このP900はLMPレースカーとほぼ同じ速さになるという。言い換えれば、公道を走れないもうひとつのハイパーカーであるアストンマーチン・ヴァルキリーAMRのライバルということになるはずだ。

 来春に行なわれるイベントで実車が公開される予定だという。価格は1台300万ドル、11月30日のレートで言えば約4億1500万円ということになる。

 デ・トマゾはイタリアのスーパーカーメーカー。1960年代と1970年代には、F1にも打って出ている。1970年に参戦した際には、フランク・ウイリアムズがチームを運営。しかし僅か1年でデ・トマゾとしての参戦は終了することになった。なおウイリアムズはその後自らのチームを立ち上げ、同チームはウイリアムズとして現在まで参戦を続けている。

 デ・トマゾ自体は順風満帆とはいかず、複数回にわたって会社解散の憂き目に遭ってきた。しかし2019年に復活。その後はP72を皮切りに今回のP900と、魅力的なモデルを意欲的に発表している。

 
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