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アルボン、イギリスGPは受難の8位。「彼には“退屈な週末”が必要」とホーナー代表

アレクサンダー・アルボンはF1イギリスGPではアクシデントに見舞われ8位に終わった。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、アルボンには“退屈な"レースウィークが必要だと考えている。

Alex Albon, Red Bull Racing RB16

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1第4戦イギリスGPで8位に終わったレッドブルのアレクサンダー・アルボン。彼は初日のクラッシュから問題が続き、決勝レースでも接触によりペナルティを科されるなど、受難続きの週末だった。

 チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはこうした状況を鑑みて、アルボンには一貫した退屈な週末が必要だと述べた。

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 アルボンのイギリスGPを振り返ると、FP2では2番手タイムを記録したもののクラッシュ、FP3では電気系統のトラブルによって走行時間を大幅に失い、予選はその影響を受けてQ2敗退という状態だった。

 そして決勝ではケビン・マグヌッセン(ハース)と1周目に接触があり、5秒のタイム加算ペナルティを科されるというオマケまでついた。

 アルボンはこの接触について責任は半々だと考えており、接触で負ったダメージによってリザルトが最大化出来なかったと語っている。

 このペナルティについてホーナー代表に考えを訊くと、彼もアルボン同様にレーシングインシデントだったという考えを示した。

「私としては、あれはレーシングインシデントだったと思う」

「最初から見てみると、ケビンはミスを犯してワイドに広がっていた。そしてアレックスは鼻先をそこに向けたが、いくらかこちらのほうが後ろだったんだ」

「ペナルティが出されてもあまり驚かされはしなかった。これはどちらにも起こり得るものだったんだ」

 アルボンは、マグヌッセンとの接触によって早めにピットインし、2ストップ戦略でレースを戦った。終盤には、タイヤの面でアドバンテージを得て猛追。最終的に8位までポジションを上げていった。

 ホーナー代表は困難なレースを戦い抜いたアルボンに対し称賛を贈った上で、トラブルのない、退屈とも言える週末がアルボンには必要だと述べた。

「彼のリカバリーは素晴らしかったと思う」

「我々は幾度も彼のこの能力……フィールドに戻ってくる力を目撃してきた。彼のレースペースは非常に良いものだった」

「我々はただ彼のために一貫した、そして退屈な週末を必要としている」

「今日もまた彼は非常に力強い走りを示してくれたと思う」

 F1は次戦も同じシルバーストン・サーキットを舞台にレースを開催する。ホーナー代表は今回の走りが苦戦が続いていたアルボンの自信に繋がればと考えているようだ。

「彼の自信に繋がればと思っている。来週再びここへ来て、効果的な走りを見せてくれることを期待している。今回のことから彼は進歩してくると確信しているよ」

「そして私としては今日の彼のパフォーマンスにはとても満足しているんだ」

 

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