アルファロメオ/ザウバー、新チーム代表がついに決定。アレッサンドロ・アルンニ・ブラビを任命、ザイドルCEOとの二人三脚で飛躍目指す
アルファロメオF1チームの代表として、ザウバーのマネージングディレクターであるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビが新たに任命された。
アルファロメオF1チームは1月26日(木)、母体となるザウバー・グループでマネージングディレクターを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビをF1チーム代表として起用することを発表した。
アルファロメオは、チーム代表兼CEOを務めたフレデリック・バスールが2022年12月にスクーデリア・フェラーリへの移籍を発表して以降、新CEOに元マクラーレン代表のアンドレアス・ザイドルの就任を明かしたものの、チーム代表の席は空いたまま。ザイドルのCEOとしての最初のミッションのひとつが、チーム代表を選ぶことだった。
今回指名されたイタリア人のアルンニ・ブラビはレーシングチームの弁護士やドライバーのマネージャーとして活躍した人物。2017年からザウバーに所属し、2023年以降はザウバーでのマネージングディレクターとアルファロメオでのチーム代表を兼任することになった。
2022年シーズンにアルファロメオは2012年以来となるコンストラクターズランキング6位を獲得しており、アルンニ・ブラビは右肩上がりの成長を見せたチームを引き継ぐことになる。
発表に際し、ザイドルCEOは次のようにコメントした。
「アレッサンドロ・アルンニ・ブラビが当グループのマネージングディレクターという現在の職務に加え、チーム代表も務めるということを発表でき、嬉しく思う」
「彼のモータースポーツにおける豊富な経験は、成功に必要なあらゆるツールに繋がっている。そしてチームに5年以上所属していることによる組織への知識も、我々の継続性や安定性を保証するものと言える」
「アレッサンドロがF1世界選手権でチーム代表を務めることで、私はグループの成長と、我々を待ち受ける挑戦への準備に集中することができる。我々のビジョンに対するアレッサンドロの信念に感謝したいし、彼を新しいポジションに喜んで迎え入れたい」
「ドライバーから経営陣、従業員ひとりひとりに至るまでが間違いなく強力なこのチームに、価値ある仲間を加えることができたと確信しているし、昨年の成功を基にザウバーの新たな未来を創造できると思っている」
そして新チーム代表となるアルンニ・ブラビも、次のようにコメントを寄せた。
「私を信頼してくれたアンドレアスと関係者たちに感謝したいし、彼らの期待に応え、チーム代表として可能な限りベストを尽くすという決意を改めて表明したい」
「この数年間、私がザウバー・グループに溶け込めるよう尽力してくれた人々と共に仕事を続けられることは本当に名誉なことだ。彼らが与えてくれたものを活かすことで、私は任務を遂行し、共通の目標やビジョンに沿ってチームを率いることができるだろう」
「私は自分たちの目の前にある仕事、直面している課題をしっかりと認識している。私はこの強力なチームの一員であることを自覚し、成功に必要なものは全て持っていると信じた上で、謙虚に仕事に取り組んでいく」
チームのネーミングライツを持つアルファロメオとの契約は2023年限り。2024〜2025年はザウバーとして参戦継続した後、F1パワーユニットに新たなレギュレーションが導入される2026年からはアウディのワークスチームとしてF1を戦うことになる。
ザイドルも以前はアウディと同じフォルクスワーゲン・グループ傘下のポルシェでLMP1プロジェクトを率いた人物。今回のアルンニ・ブラビのチーム代表起用も2026年を見据えた決定なのだろう。
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