アルファロメオF1、紅白映える2022年新車『C42』正式発表。テストではトラブル発生も……乗り越えられるか
2月27日、アルファロメオF1は2022年の新車「C42」を発表。既にバルセロナテストで走行していた車両が、正式にお披露目された。
アルファロメオは2月27日に2022年用のF1マシン「C42」を発表。既にバルセロナテスト等で走行していたマシンが、正式なカラーリングと共にお披露目された。
各F1チームは、2月23~25日にかけて行なわれたバルセロナテストに先駆けて新車発表会を実施。一部のチームはショーカーにカラーリングを施したスタイルではあったが、アルファロメオを除く9チームが既に発表を終えていた。
テスト後の新車発表を予定していたアルファロメオだが、彼らはテストの1週間前にフェラーリのテストコースでカモフラージュカラーの新車C42をシェイクダウン。バルセロナテストにも同様のカラーリングで臨んでいた。
発表された新車C42の正式カラーリングだが、配色は”赤と白”が維持されているが、昨年までよりも赤色の面積がより増えたモノとなった。このカラーリングはアルファロメオのデザインセンター“チェントロ・スティーレ“が手掛けている。
チーム代表のフレデリック・バスールは、新車発表に際し次のようにコメント。新レギュレーション下でのマシンの出来には自信も見せた。
「シーズンの開幕は常にエキサイティングなモノだ。長い時間をかけて、何百人ものスタッフが行なってきた取り組みの“果実“を確認することができるんだ」
「この新車C42がレースを走る姿を楽しみにしている。それはよりスリリングかつ接近したモノとなるはずの新レギュレーションで最初に作り上げたマシンだからというだけではなく、このマシンが我々がグリッドの先頭に向けて前進する上で助けになると確信しているからなんだ」
新型マシンの形状は、バルセロナテストで走行していたモノと大きな変化はないように見える。大きくレギュレーションの変わる今季、各チームのデザインの個性が見えるサイドポンツーン周辺は、アストンマーチンと似た形状だ。
アルファロメオは2022年シーズンにドライバーラインアップを一新。昨年までメルセデスに在籍していたバルテリ・ボッタスと、F2から昇格となる初の中国人ドライバーの周冠宇のコンビとなる。
なおバルセロナテストでは、アルファロメオはトラブルが頻発して周回数を思うように重ねることができないなど、つまずきも発生した。
テスト初日はわずか32周の周回にとどまり、2日目は周冠宇が71周を走行したものの、ボッタスはこの日も21周しか走行できなかった。3日目に関しても周冠宇が41周、ボッタスは10周と、順調に走行を重ねた他チームよりも距離を稼ぐことができなかった。
結局、バルセロナテストでのアルファロメオは3日間合計で175周/818kmの走行と、10チーム中9番目のマイレージとなった。
F1は今後、3月10~12日にかけてバーレーンで2回目のプレシーズンテストを実施予定。アルファロメオが開幕前最後のテストに向け、問題をどこまで修正してくるかも注目のポイントとなりそうだ。
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