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V10エンジン回帰の可能性、来季ホンダと組むアストンマーティンF1はどう捉える?「26年規則のポジティブな面に目を向けるべき」

アストンマーティンのアンディ・コーウェル代表は、F1が将来的にV10エンジンを採用する可能性があるということについて、直接的に賛否を述べることは避けたものの、2026年からの新規則の“ポジティブな面”について目を向けるべきだと表現した。

Lance Stroll, Aston Martin Racing

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 ここ最近のF1パドックを騒がせている、V10エンジン回帰の可能性。これについて、2026年からホンダのパワーユニット(PU)を搭載するアストンマーティンのアンディ・コーウェル代表が語った。

 以前から噂となっていた、F1における将来的な自然吸気V10エンジンの復活。第2戦中国GPの際にFIAのシングルシーター部門ディレクターであるニコラス・トンバジスが、FIAは持続可能燃料を使ってV10エンジンを走らせることをはじめ、エンジンに関する様々な可能性を“真剣に”検討していると明かしたことで議論が加速した。

 特に気になるのはホンダの動向。ホンダにとっては2026年からの次世代パワーユニットの電動化比率が大幅にアップしたことも、同年からの再参戦を決める大きな動機となった。しかしFIAは、早ければ2028年にもハイブリッドを廃止して自然吸気V10エンジンとすることを検討していると言われる。そうなった場合、ホンダがどういった動きをとるのかは気になるところだ。

 これについてホンダ・レーシングの渡辺康治社長は、FIAから詳細を聞いていない段階ということで、見解を述べることを控えた。ただその一方で、ホンダがF1に再び本格参戦するきっかけは電動モーターであるということを改めて認めた。

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 では、2026年からホンダのパートナーとなるアストンマーティンはどう考えているのか? 第3戦日本GPの木曜日にも、チーム代表のアンディ・コーウェルにV10エンジンに関する質問が飛んだ。

Andy Cowell, Aston Martin

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写真: Motorsport.com Japan

 質問には、“新たなV10エンジン”という意味で“New V10”という表現が用いられたが、コーウェルは「私なら“古いV10”と表現するね」と笑顔を見せる。

「2026年に向けて、すべてのチームが新しいレギュレーションに取り組んでいる。そして今は、開発の難しい段階に差し掛かっている。各チームが試作のパワーユニットやトランスミッション、エアロコンセプトを持ち込んでいる段階で、どんな開発でもこのフェーズが最も困難だ」

「とにかく、全体的には(2026年からの)レギュレーションの前向きな話題に目を向けるべきだと思う。持続可能燃料の導入や、F1の技術が他の産業にも関連性を持っていること、350kwの高効率なモーターなど……それに“ストレートラインモード”と呼ばれる空力パッケージも、非常に効率的だ。これまでとは違い、エネルギーを節約できるのだ」

「そういった我々が目指している前向きな要素について、もっと話すべきだと思う」

 このように、V10エンジンの賛否に直接的に言及することはなかったものの、来季からの新規則を支持する姿勢をほのめかしたコーウェル代表。2026年からのパワーユニット規則は現状2030年まで続く予定だが「1年後、あるいは1年半後には2031年以降のレギュレーションについて議論を始めるべきかもしれない。開発と成熟には非常に長い時間がかかるので、何が適切なのかを考え始める必要がある」とした。

 また、電動比率の向上が復帰のきっかけとなったホンダのF1活動が、V10化によって影響を受けてしまうことを心配しているかと尋ねると、コーウェルはこちらもやや答えをはぐらかしながらも、こう答えた。

「ホンダは自動車メーカー全体を見ても、非常に高いレベルで努力をしていると思う」

「そして電動分野は非常に重要な要素だ。2026年のレギュレーションではモーターの出力割合が増える。これにより、F1以外の産業とも関連性が高まる。そういった点からも、現状決まっている規制に対するホンダの取り組みや献身的な姿勢は非常に強いと思っている」

 

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