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F1日本GP初出走ベアマン、鈴鹿はスーパーフォーミュラで予習済み……“色んな意味”でチームのプラスになっている?

自身初のF1日本GPに臨むオリバー・ベアマンは、鈴鹿サーキット自体はスーパーフォーミュラのテストで予習済み。東コースの路面はテストで再舗装されてしまったが、それでも経験を積めたのはプラスだったと語った。

Oliver Bearman, Kids com Team KCMG

Oliver Bearman, Kids com Team KCMG

写真:: Masahide Kamio

 いよいよ開幕するF1日本GP。今季はルーキードライバーも多く、鈴鹿サーキットを初めて走るドライバーも複数いる。

 その中で、ルーキーながら鈴鹿を“予習済み”なドライバーがいる。それがハースのオリバー・ベアマンだ。

 ベアマンは昨年、代役としてフェラーリでF1にデビュー。今年は晴れてハースからF1にレギュラー参戦することになった。彼はハースからのフル参戦が決まった後、12月にKCMGからスーパーフォーミュラの公式テストに参加。走ったのはルーキー枠の1日のみ、しかもトラブルで周回数が限られた中で1分36秒台に入る3番手タイムは、関係者も一様に驚くレベルのパフォーマンスと言えた。

 本人も当時、非常に有意義なテストになったと振り返っていたが、あれから鈴鹿サーキットは東コースの路面が再舗装されるなど一部改修された。それでも、ベアマンはスーパーフォーミュラで走れたことがプラスになるはずだとコメントした。

「スーパーフォーミュラのテストは僕にとってサーキットの習熟という点でとても良かった。再舗装されたけど、それでも1回走っているのは良いことだよ」

 そう語るベアマン。再舗装された路面については、「とてもグリップが高くて以前よりもだいぶ滑らかになったと聞いている。これはタイヤにとっても良いことで、デグラデーション(性能劣化)も少し抑えられると期待している」とのことだ。

 またハースの小松礼雄代表は、ベアマンがスーパーフォーミュラで鈴鹿を走ったからと言ってドライビング面で大きなプラスにはならないかもしれないが、大局的な視点で見れば彼をテストに参加させたことはチームにとって必要なことだったと考えている。

 ベアマンの習熟能力の高さは、昨年ケビン・マグヌッセンの代役として急遽ハースから参戦したサンパウロGPを見れば明らかだと語る小松代表。さらにこう続けた。

「スーパーフォーミュラのテストでは、キミ(アンドレア・キミ・アントネッリ/メルセデス)も乗る予定でしたよね(注:体調不良で実現せず)」

「キミとオリー(ベアマン)は同じ経験値というか、今年共にルーキーとしてF1に来たわけです。キミが乗るという話はどこかで聞いていましたが、ウチがオリーを乗せられるように手を尽くせないようじゃ、チームとして仕事をしていることにならないと思いました」

「少なくとも同じ土俵には立たせてあげないといけないので。『オリーならできるから(テストは)必要ない』と言うのは違うと思います。それでラッキーなことにトヨタとの提携もあったので、オリーも乗せることができました」

「それ(テスト)をやったからといって大きく変わるかと言われたら、変わらないと思います。でももっと大きなピクチャー(視点)で言えば、『チームは与えるべき機会を与えるためにはなんでもやるんだ』という姿勢は大事だと思います」

 

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