登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
予選レポート

F1イギリス予選:ハミルトン、母国ファンの声援を力に会心の最速アタック。角田裕毅は無念16番手

F1第10戦イギリスGPの金曜予選が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンが最速。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はQ1敗退の16番手だった。

Lewis Hamilton, Mercedes W12

写真:: Uncredited

 F1第10戦イギリスGPの予選がシルバーストン・サーキットで行なわれた。最速タイムをマークしたのは、メルセデスのルイス・ハミルトンだった。

 F1史上初の試みとなる、スプリント予選レースが導入された今回のグランプリ。従来と同じ形式の予選は金曜日に行なわれ、その結果で土曜日午後のスプリント予選レースのグリッドが決定される形となった。

 なお、通常のグランプリではQ2突破タイヤがスタートタイヤに影響するが、スプリント予選レースを実施する週末に行なわれる金曜予選ではソフトタイヤのみを使用し、スプリント予選レースや決勝のスタートタイヤに影響を及ぼすことはない。

 金曜から多くのファンが詰めかけたシルバーストン。イギリスとしては珍しく青空が広がり、気温25度、路面温度40度というコンディションでセッションがスタートした。

 Q1がスタートするとおよそ半数のマシンがコースインしアタックへ。トラフィックを避けるためか、メルセデス勢やレッドブル勢を含めて数チームがタイミングをずらしてアタックを行なった。

 ハミルトンがトップタイムを記録し、地元ファンは大歓声を上げるが、それをさらに0.409秒上回る1分26秒751をマークしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップで最初のアタックを終えた。ハミルトンはその後タイムアップし、フェルスタッペンとの差を0.035秒に縮めたが、フェルスタッペンが首位でQ1を終えた。

 Q2進出をかけた争いは、路面コンディションの向上もあって最後の最後まで分からない状況が続いた。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は他車のタイムアップで15番手までポジションを下げ危険水域に。2セット目のタイヤでの最初のアタックはセクター3で伸び悩み、2度目のアタックに臨んだが、Q2進出にわずか0.026秒およばず16番手で予選を終えた。

 17番手以下キミ・ライコネン(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ミック・シューマッハー、ニキータ・マゼピン(共にハース)がQ1敗退となった。

 15分間のQ2は、メルセデス勢が真っ先にコースインしアタックへ。ハミルトンが1分26秒602までタイムを上げてみせるが、フェルスタッペンはそれをさらに上回り、1分26秒504をマーク。0.098秒差でトップに立った。

 セッション残り3分を切ると、各車続々と再コースイン。セルジオ・ペレス(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)はピットに残ってタイヤを温存した。

 ここで圧巻のタイムを叩き出したのはハミルトン。1分26秒023を叩き出し、フェルスタッペンに0.292秒差をつけてQ2トップとなった。

 Q3進出争いで魅せたのはウイリアムズのジョージ・ラッセル。7番手に飛び込む会心のアタックで、2レース連続のQ3進出を果たした。これには地元シルバーストンのファンも大喜び。マクラーレンのランド・ノリスも10番手となっており、ハミルトンを含めてイギリス人ドライバーは3人全員がQ3進出となった。

 11番手以下フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ランス・ストロール(アストンマーチン)がQ3進出ならず、ここでノックアウトとなった。

 12分間のQ3は、各車ガレージでピットインのタイミングを伺う静かな幕開け。残り10分を切る頃に各車が続々とコースインしていくが、ソフトタイヤが1セットしか残っていないラッセルはピットに残り、隊列の最後尾にフェルスタッペンがつけた。

 セクター1ではハミルトン、セクター2ではフェルスタッペンが全体ベストをマーク。しかしセクター3ではハミルトンが先んじ、1分26秒134をマーク。フェルスタッペンを0.172秒上回り、暫定トップとなった。

 ボッタスが3番手、ペレスが4番手に続き、5~6番手にはマクラーレン勢が続いた。他9台のアタックが終わったコース上で、ラッセルは大声援を独り占めしながらアタック。7番手に食い込んでみせた。

 ファンの興奮冷めやらぬ中、2度目のアタックに向かったハミルトンはセクター1で全体ベストをマーク。レッドブル勢が得意とするセクター2でも全体ベストを続けたが、セクター3では伸びず。タイム更新はならなかった。

 対するフェルスタッペンは、セクター1で自己ベストを更新したものの、セクター2ではタイムアップできず。セクター3で差を縮めたものの、ハミルトンにわずか0.075秒届かず2番手だった。

 3番手はボッタス、4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がジャンプアップ。ラッセルは最終的に8番手だった。

 ハミルトンが予選最速だったのは、自身100回目のポールポジションを記録した第4戦スペインGP以来。ただ今回の予選はあくまでスプリント予選レースのグリッドを決めるためのもの。6レースぶりのポールポジションを獲得できるかは、土曜日のスプリントレースをトップで駆け抜けることができるか次第となる。

 

Read Also:

順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 7 1'26.134     246.216
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 7 1'26.209 0.075 0.075 246.002
3 Finland バルテリ ボッタス 7 1'26.328 0.194 0.119 245.663
4 Monaco シャルル ルクレール 6 1'26.828 0.694 0.500 244.248
5 Mexico セルジオ ペレス 6 1'26.844 0.710 0.016 244.203
6 United Kingdom ランド ノリス 6 1'26.897 0.763 0.053 244.054
7 Australia ダニエル リカルド 6 1'26.899 0.765 0.002 244.048
8 United Kingdom ジョージ ラッセル 3 1'26.971 0.837 0.072 243.846
9 Spain カルロス サインツ Jr. 6 1'27.007 0.873 0.036 243.745
10 Germany セバスチャン ベッテル 6 1'27.179 1.045 0.172 243.265

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 角田裕毅「厳しいとは思うが、スプリント予選では全力を尽くす」イギリスGP予選は悔しいQ1敗退
次の記事 ピエール・ガスリー、イギリスGPの予選は”期待外れ”の厳しい結果に「FP1からバランスに苦労した」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本