フォーミュラEの東京E-Prixは、今年が3年契約の3年目……来季以降の開催は? ドッズCEO「日本でのフォーミュラEの開催を継続させたい」
フォーミュラEの東京E-Prixは、今年で最後になるのではないかという噂がある。この件について、ジェフ・ドッズCEOが語った。
TDK齋藤昇社長、フォーミュラEのジェフ・ドッズCEO
写真:: Motorsport.com / Japan
フォーミュラEの東京E-Prixは、今年の開催で3年契約の3年目を迎える。フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは、来シーズン以降の開催についてはまだ話せることはないものの、日本は重要な国であり、東京もしくはどこかの都市で、開催を継続していきたいと語った。
2024年に初開催されたフォーミュラEの東京E-Prix。2回目の開催となった2025年は土日1レースずつ開催するダブルヘッダーとなり、今年は開催時期が真夏、しかもナイトレースとしてさらなる盛り上がりを見せることが期待されている。
しかし東京都とフォーミュラEの開催契約は3年。今季の東京E-PrixにはTDKがタイトルスポンサーとして就くことが決まったが、来季以降は開催も未定の状況である。
TDKとのパートナーシップ調印式に出席するために来日したドッズCEOは、来季以降の東京E-Prixについて、次のように語った。
「今年は契約の最終年となります。しかし今は多くの日本企業が、フォーミュラEに参画してくれています。日産、ヤマハ、そして来季からはブリヂストンがタイヤサプライヤーになります。そして本日発表したTDKさんです」
そうドッズCEOは語る。
「そういうことを踏まえれば、日本でのフォーミュラEの開催を継続させたいと思っていますし、それが実現する可能性は十分にあると思っています。東京での開催はなくなったとしても、日本のどこか別の都市で開催するという可能性もあるでしょうし」
「この交渉は、今後もまだ行なっていく必要があると思います。現状では、発表できることはありません」
なお東京E-Prixの観戦チケットは、例年発売と同時に完売している。しかし世間一般でのフォーミュラEの認知度は、まだまだ高いとは言えない。会場となっている東京ビッグサイトに入場すれば、たしかに多くのお客様はいらっしゃるものの、最寄りの駅を降りても、フォーミュラE開催中であるということはわかりにくい……まあそれは、フォーミュラEの走行音が静かだからという面もあろうが。
今後日本におけるフォーミュラEの認知度向上のためにどうすべきか? そう尋ねると、ドッズCEOは次のように語った。
「東京での開催はまだ3年目です。そしてこのフォーミュラEというカテゴリー自体、まだ11年目です。ですから、引き続き認知度を上げていかなければいけないと思っています」
そうドッズCEOは語った。
「ただ日本での開催に関しては、初年度はチケットが瞬時に売り切れてしまいました。どうしてもチケットの数に限りがありますし、F1日本GPのように何万人もお迎えするということは叶いません」
「とはいえ当然、もっと認知度を上げていきたいですし、ぜひバズも作りたいところです。幸運なことに、日本にはフジテレビという素晴らしいメディアパートナーがいらっしゃって、実際に視聴者は増えています」
「そして日本のパートナーの皆様、日産、ヤマハ、ブリヂストン、TDK……こういうパートナー様と一緒に、取り組んでいきたいと思います」
■TDKは、フォーミュラEをどう活用する?
TDKは今季の東京E-Prixのタイトルパートナーに就任することが決まった。その理由について齋藤昇社長は「フォーミュラEの掲げるビジョンに共感した」と語ったが、フォーミュラEを使ってどんなふうにPRを行なっていくかと尋ねると、「いろんな可能性がある」と含みを持たせつつ、こうも語った。
「TDKという会社の認知度は、まだまだこれからだなと思っています。ですから、まずはTDKという会社をしっかりと認識していただきたいです」
TDKといえば、多くの方がカセットテープやビデオテープのことを思い出すことだろう。現にドッズCEOも、かつて恋人に、お気に入りの曲を吹き込んだTDKのカセットテープを、毎週のように送っていたというエピソードを披露したくらいだ。その恋人は、今の奥様であるという。
しかし今やカセットテープやビデオテープはあまり使われていない。ずっとそれだけを作り続けていたら、TDKは存続し得なかっただろう。今ではTDKは、センサー部品やリチウムイオン電池など、様々な電子機器の部品を手掛け、世界的なシェアを誇っている。皆さんがお使いのスマートフォンや自動車にも、ほぼ間違いなくTDK製の部品が使われているわけだ。
そういう意味での認知度を引き上げたいと、斎藤社長は言う。
「我々の会社を認知していただいた上で、長期的なビジョンとして考える、トランスフォームを続ける会社なんだということを発信していきたいです。フォーミュラEを内側から変えていく、そしてモビリティを原動力として社会を変えていく……そういう会社がTDKなんだということを発信していきたいと思っています」
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