フォーミュラE、来季カレンダー”未定”だった1戦はジャカルタに内定

フォーミュラEは、2021-22年カレンダーの”未定”だった1戦として、ジャカルタと開催契約を結んでいることを明かした。

フォーミュラE、来季カレンダー”未定”だった1戦はジャカルタに内定

 FIAは7月8日、フォーミュラEの2021-22年シーズンの暫定カレンダーを発表した。しかし、2022年6月4日に予定された第9戦は開催国が”TBD”(未定)となっていた。

 積極的にフォーミュラE招致に動いていたオランダ・アイントホーフェンの招致団体が、カレンダーを埋める準備はできていると発表したものの、この未定枠はインドネシアの首都ジャカルタでのレースになるようだ。ジャカルタは当初、2019-20年シーズンにフォーミュラEを初開催する予定だったが、コロナ禍の影響で開催が見送られていた。

 フォーミュラEの共同創設者であり、チャンピオンシップの最高責任者であるアルベルト・ロンゴは次のように述べている。

「なぜそこに”TBD”を置いたのかを発表することはできない。しかし基本的にはインドネシア、ジャカルタとの契約が成立している」

「我々の計画はそこに行くことだ。しかし、自治体側がレースを発表するために少し時間が欲しいと言っている。そのため、(発表の)日程を延ばしたのだ」

 ジャカルタのカレンダー追加は、10月15日にパリで開催されるFIA世界モータースポーツ評議会の次回会合で正式決定することになるだろう。

 ジャカルタePrixは大会開催のために市当局が5300万ポンド(約81億円)を投じたとの報道もあり、すでに議論の的となっている。この地域では相次いで洪水が発生しており、グリーンピース・インドネシアが中心となって、インフラの改善にお金をかけるべきだと主張している。

 ジャカルタでのレース開催発表の遅れは、そうした政治的背景を受けてのものだった可能性がある。

2023年にはパリでの開催も復活へ

 ロンゴはまた、フォーミュラEが2023年にパリに戻ってくることも表明した。ただ、フォーミュラEでは2022-23年シーズンから第3世代マシンであるGen3が導入され、マシンのパワーが大幅に増える(最大350kW/470bhp)ため、コースレイアウトは大幅に変更されることになるという。

 パリePrixは今季、5度目の開催を予定していたが、これもコロナ禍の影響で開催中止に。来季の開催も実現しなかったが、ロンゴはフォーミュラEとパリは健全な関係を保っていると強調。カレンダー復帰が遅れることで、コースレイアウトの変更に時間をかけられると述べた。

 パリePrixの全長約1.9kmのコース構成は、470bhpのマシンが走るには短すぎるのではないかと訊かれたロンゴは、次のように答えた。

「隔年で開催することにしたのは、計画を立てる時間を確保するためでもあると言えるだろう。プランを先に進めるパリ市とその市長との関係は素晴らしいものだ」

「彼らは、すでに我々と合意した期間だけでなく、さらに長い期間(カレンダーに)残ることを強く望んでいる。我々は本当に野心的だ」

「次のパリのレースは、今までとは全く違うレースになるだろう」

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