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ロベルト・メリ、マヒンドラからフォーミュラEジャカルタePrixに出場。同週末に開催のスーパーGTは欠場……将来は掛け持ち望む「僕は日本のレースが好き」

フォーミュラEジャカルタ戦で、オリバー・ローランドに代わってマヒンドラから出走することになったロベルト・メリ。彼はスーパーGTとフォーミュラEの両方に参戦することを目指しているという。

Roberto Merhi, Mahindra

 スーパーGTのGT300クラスにTeam LeMansから参戦しているロベルト・メリは、2022-2023年フォーミュラEの第10戦、第11戦が行なわれるジャカルタePrixにて、マヒンドラからオリバー・ローランドに代わって出走することが決まった。なお同じ週末に鈴鹿サーキットで行なわれるスーパーGT第3戦は欠場することが決まった。

 2021-2022シーズンからマヒンドラに加入したローランドだが、今シーズンは苦しい戦いが続いており、ここまで入賞はわずか2回、ランキング19番手と低迷していた。先日のモナコePrixでは接触により手に打撲を負ったが、これが彼にとってマヒンドラでの最後のレースとなった。

 マヒンドラはローランドと「お互いに合意」したことにより、彼は今季の残り7レースには出場しないこととなった。そしてそんなローランドに代わってジャカルタePrixを走るのが、ベルリンでのルーキーテストにマヒンドラから参加していたメリだ。

「マヒンドラ・レーシングからジャカルタのレースに参加できるのは僕にとって非常に光栄なことだ」

 メリそう語る。

「この素晴らしい機会に感謝し、これを最大限活かしたいと思う。ルーキーテストで(マヒンドラ)M9Electroをドライブする機会があったが、これは僕がドライブしてきた他のどのシリーズとも異なるものだったので、学ばなければいけないことは多い。でも準備は万端だし、このチャレンジを楽しみにしている」

 今週末のジャカルタePrixはスーパーGT第3戦鈴鹿と同じ週末に開催されるため、メリは鈴鹿戦を欠場する形になる。

「ジャカルタ戦はスーパーGT第3戦の鈴鹿と重なっているため、当初はオファーを断っていた。でも、チームもフォーミュラEへの参戦は大変貴重な機会であり、良いパフォーマンスを出してこいと、快く送り出してくれた」

 メリはスーパーGTの鈴鹿戦欠場に際し、そうコメントした。

「今回の鈴鹿戦は、改善の成果を確認・発揮する場であるにもかかわらず、一緒に走れないのは大変残念。チームメンバーが一丸となり活躍することは疑いないと思っている。 鈴鹿とジャカルタでお互い良いパフォーマンスを発揮し、今後のスーパーGTの活動にはずみをつけられるようにしたいと願っている」

 マヒンドラは、メリがフォーミュラEの残りレース全てに出場するかどうかは明らかにしていない。ちなみにチームの公式なリザーブドライバーはジェハン・ダルバラだが、彼は今週末F2に参戦するためジャカルタePrixには出場できない。ただ、仮にメリが残りのレースに出場するとなった場合も、ジャカルタePrixから先のレースはスーパーGTとバッティングしていないため、カテゴリーの掛け持ちには支障はないだろう。

#6 DOBOT Audi R8 LMS

#6 DOBOT Audi R8 LMS

Photo by: Masahide Kamio

 そんなメリはフォーミュラEのルーキーテストに参加した際、motorsport.comに対して次のように語り、理想的なプログラムはフォーミュラEと並行してスーパーGTにも継続参戦することだと明かしていた。

「マヒンドラと話をしてシミュレータに乗ったら、ルーキーテストの機会が巡ってきた。チームは経営陣も変わって新しくなっているが、雰囲気もいい。彼らはチームを前進させようとしていて、変化を求めている」

「僕は半日しか走らなかった4人のドライバー(メリ、ジョーダン・キング、ジャック・エイトケン、ジョニー・エドガー)の中で一番速かった。チームもエンジニアも喜んでくれて、彼らがシーズン中に試したかったことを試せた」

「フォーミュラEで走れるなら大歓迎だ。でも僕は日本のレースも好きなんだ。日本が好きだし、居心地も良い。ライフスタイルも好きだから、来年はその両方ができたら嬉しいね」

 また、メリはトップから0.877秒差の18番手に終わったルーキーテストでの走りを振り返り、セッション途中のブレーキシステムの変更がなければもう少しタイムを上げることができたはずだとして、チームもそのパフォーマンスに満足してくれていたと語った。

「(フォーミュラEのGen3車両は)非常に複雑なマシンで、350kW(フルパワー)では4周しかできなかった。(午前・午後の)両セッション走ったドライバーは1セッションあたり4ラップできていたんだ」

「フルパワーでの1周目は、1コーナー進入のスピードが15〜20km/hも速くなって、ブレーキングポイントも変わったんだ……。僕たちは1回目の走行の後トラブルで50分を失い、その後赤旗で20分失ったから、350kWでの残りの3周は最後に温存しようと決めた」

「1周目は限界まで攻められていなかったし、ミスもあったけど、それが最速ラップになった。チームは電子制御のブレーキシステムを変更したので、バランスが完全に変わってしまった。僕はそれに慣れていなくて、ブレーキが簡単にロックしてしまった」

「350kWでの最後の1周をまとめることはできなかった。最初のラップと同じセッティングだったらコンマ3、4秒は伸びていたはず。だからラップタイムは良くなかったけど、外から見たものほど悪くはなかったはずだ」

 
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