女性F1王者実現を目指す”More Than Equal”が、女性ドライバー育成プログラムを立ち上げ
More than Equalは、初の女性ドライバー育成プログラムに参加するドライバーの募集を開始した。
F1で13勝を挙げたデビッド・クルサードと、起業家であり慈善家でもあるカレル・コマレクが立ち上げた、女性F1チャンピオンを誕生させることを目指した取り組みである『More Than Equal』。このMore Than Equalが、女性ドライバー育成プログラムへの参加者募集を開始した。
Photo by: Right Formula
David Coulthard, Entrepreneur Karel Komarek.
このプログラムへの参加を希望する場合は、More Than EqualのWEBサイトから申請書を提出することができる。選択基準には、現在のパフォーマンス、ドライビングの経歴、年齢、現在の成長段階などを提示することが求められる。応募締め切りは1月31日である。
応募者の中から最終候補者が選出され、その最終候補者は面談を含むさらなる評価を行なうために召集されるという。またドライバーをサポートするコーチングチームと直接顔を合わせ、質問する機会も提供されるという。
このMore Than Equalでは、一般公募に伴い、テクノロジー企業であるスメドレー・グループと協力して、データ主導型の人材検索も行っている。このスメドレー・グループは、フェラーリの元レースエンジニアであるロブ・スメドレーが立ち上げた会社で、モータースポーツにおける豊富な経験を持ち、最先端のF1テクノロジーを活用して課題に取り組むことで、将来のスーパースターを発掘することを目的にしている。More Than Equalではこのスメドレー・グループの知見を活かし、有能なドライバーの発掘を目指す。
合格した応募者は、科学的根拠に基づいたコーチング・グループであるヒントサ・パフォーマンスと経験豊富なドライバーコーチと共に協力していくことになる。このヒントサ・パフォーマンスは、F1王者を輩出するなど、これまでにも数々の成功を収めている。
なお具体的には、合格者たちは身体的なトレーニングと並行して、ドライビング技術および戦術面でのコーチングなど、オーダーメイドされたプログラムを受講することとなる。そして性別や年齢に応じてプログラムをカスタマイズし、多くの可能性があると認定された少女たちを指導し、サポートすることになる。
More Than Equalのアリ・ドネリーCEOは、次のようにコメントした。
「過去50年近く、F1で競争力のあるレースをした女性はいないし、現在もトップクラスのモータースポーツ・シリーズで、レースをしている女性はほとんどいない」
「永続的な構造変化を実現させるためには、これまでとは異なるやり方をする必要がある。我々にとってそれは、キャリアの早い段階から女性ドライバーに投資し、育成することを意味している。2024年から女性ドライバー専門のプログラムを始動させることで、その第一歩を踏み出せることに興奮している」
Photo by: More than Equal
Tom Stanton, More than Equal.
More Than Equalのドライバー開発責任者であるトム・スタントンは、次のように付け加えた。
「我々のプログラムは、ドライバーとしてアスリートとして、そして人間としてという3つの主要な分野で、女性ドライバーの能力を成長させることをサポートし、強化するよう設計されている」
「スメドレー・グループおよびヒントサ・パフォーマンスと協力して、才能あるドライバーたちの可能性を最大限に引き出し、彼女たちを将来の勝者にすることを楽しみにしている」
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