SF 第7戦 富士|逆転王座が見えてきた! 野尻智紀が今季2度目のポール獲得

2020スーパーフォーミュラ第7戦富士。公式予選は野尻智紀(TEAM MUGEN)がコースレコードを大幅に上回り、今季2度目のポールポジションを獲得した。

SF 第7戦 富士|逆転王座が見えてきた! 野尻智紀が今季2度目のポール獲得

 富士スピードウェイで行なわれている2020全日本スーパーフォーミュラ選手権の第7戦。注目の決勝グリッドを決める公式予選はランキング3番手から逆転王座を狙う野尻智紀(TEAM MUGEN)が今季2度目のポールポジションを獲得し、決勝前にライバルとのポイント差を縮めることに成功した。

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 昨日とは打って変わり、朝から青空が広がった富士スピードウェイだが、気温7度、路面温度10度と極寒のコンディションの中で予選が始まった。

 Aグループではグリーンシグナルと同時に各車が一斉にコースインするが、チェックラップを終えて一旦ピットイン。残り5分のところで新品タイヤを履いてアタックに臨んだ。まずトップタイムを記録したのはニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)。従来のコースレコードを1.6秒も上回る1分20秒933を叩き出したが、前回の鈴鹿で初優勝を飾った大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が1分20秒864で逆転トップに浮上。さらに山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2番手に食い込んだ。3人とも2周続けてタイムアタックを行なったが、それぞれのベストタイムを更新することができず。この順位でAグループが終了するかと思われたが、最終盤に笹原右京(TEAM MUGEN)が1分20秒802を叩き出し、Aグループでトップ通過を決めた。2番手に大湯、3番手に山本が続き、当初はキャシディが4番手通過となっていたのだが、走路外走行(トラックリミットオーバー)があったとして、対象となったふたつのラップタイムが抹消。これによりAグループ最下位となり、まさかのQ1敗退となってしまった。

 続いてBグループでは、タチアナ・カルデロン(ThreeBond DragoCORSE)が積極的にタイムを刻んでいき1分22秒803でトップに立ったが、大半のマシンはAグループと同様に残り5分で新品タイヤを装着してピットを後にした。

 ここでまずトップに躍り出たのは福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。1分21秒227をマークしたが、これを大きく上回ったのがランキング首位につける平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)だった。Aグループの笹原のトップタイムを上回る1分20秒698を記録し、Bグループでトップに躍り出た。これに対し、昨日のフリー走行で好調だった野尻智紀(TEAM MUGEN)も1分20秒824を記録して肉薄するが、トップを逆転することができずセッション終了。チャンピオン獲得を目指す平川がQ1Bグループで幸先の良いスタートを切った。2番手には野尻、3番手には坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がつけた。

 Aグループ、Bグループから勝ち上がった14台で争われたQ2は、さらに熾烈なタイムアタック合戦となった。

 まずは笹原がコースレコードをさらに更新する1分20秒412をたたき出すが、これを松下信治(Buzz Racing with B-Max)が0.075秒上回りトップに浮上した。これ以降も各ドライバーが僅差のタイムを記録したが、松下のトップタイムを上回る者が現れずセッション終了となった。チャンピオンを争う山本は1分20秒543で4番手、平川は1分20秒831とやや伸びず7番手、野尻は1分20秒807で6番手となった。

 セッション終了後に笹原のアタックで走路外走行(トラックリミットオーバー)があったとして、対象となったベストタイムが抹消となったが、セカンドベストが1分21秒033だったため、ギリギリ8番手でQ3進出を果たした。一方で山下健太、サッシャ・フェネストラズのKONDO RACING勢や、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)らがここで敗退となった。

 いよいよポールポジションが決まる最終のQ3。これまでと同様に笹原がいち早くタイムアタックを行ない、1分20秒219をマークしトップに躍り出たが、これを山本が0.064秒上回り、1分20秒155でトップを奪った。これで決まりかと思われたが、逆転チャンピオンを狙う野尻が1分19秒972を叩き出し、山本を逆転。今季2度目のポールポジションを勝ち取った。さらに最終盤には坪井が1分19秒972をマークしフロントローに食い込んだ。最終的に山本は3番手となった一方で平川は8番手となり、チャンピオン争いを考えると少し苦しいポジションとなった。一方の野尻は予選ポイントとして3点追加することとなり、逆転チャンピオンの可能性を大きくした。

 

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この記事について

シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント 第7戦:富士
執筆者 吉田知弘