アンダーステア乗り越えPPの野尻、“計測1周目アタック”を決行した宮田【SF第4戦オートポリス:予選会見】
オートポリスで行なわれたスーパーフォーミュラ第4戦の予選。会見で語られたトップ3ドライバーのコメントを紹介。
写真:: Masahide Kamio
オートポリスで行なわれたスーパーフォーミュラ第4戦では、野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得。以下は予選後の記者会見での、トップ3ドライバーのコメントだ。
PP:野尻智紀(TEAM MUGEN)
「(インタビューで「手足のように動くマシン」と表現していたことについて)ただの幻想でした(笑)。朝から酷いアンダーステアに悩まされていて、チームがそこから良いアジャストをしてくれました。チームの頑張りを結果に出来たことを嬉しく思います」
「(決勝に向けて)朝の走行ではフロントタイヤにグレイニングがあり、それは懸念でもあります。ただ、前からスタートしてクリーンエアを得られるという利点を活かして、タイヤを保たせながら走り切りたいです。仮に前に出られたとしても、粘りの走りを見せればチャンスは出てくると思うので、ベストを尽くしたいです」
予選2番手:宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
「フリー走行から調子があまり良くなかったですが、コンマ1秒タイムを上げたら3番手以内に行けそうだと思っていました。そんな中でアジャストして予選に臨みましたが、Q1は第2ヘアピンで飛び出してしまいました。そしてQ2は計測1周目にアタックすることにしました。これは初めてのことでしたが、2番グリッドを獲得したことは良い結果だと思います。ただ、トップはまだ前にいるので、明日に向けて切り替えて準備したいです」
「(計測1周目のアタックについて)今日の予選は(ドライコンディションだった)2020年のオートポリス大会よりも気温、路面温度が高かったですし、タイヤの温まりも早いような気がしていました。ただ、計測1周目では厳しそうだし……という点は悩みどころでもありました。とはいえセクター3のタイム差が大事だと思っていたので、セクター1がダメでも、セクター2、セクター3でタイヤのピークを引き出せればと思っていました」
「(決勝に向けて)ドライのオートポリス戦は代打出場の経験がありますが、その時からタイヤが少し変わっているので、タイヤのデグラデーションは考えないといけません。チームとベストを尽くして優勝を目指します」
予選3番手:牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「非常に悔しい予選になりました。公式練習ではクラッシュしてしまいましたが、幸いダメージは少なく、メカニックさんに完璧にマシンを仕上げてもらい、Q1もトップで通過できました。絶対ポールを獲ろうと思いQ2に臨みましたが、アジャストがうまくいかず、自分の力不足かなと思います」
「路面温度が上がっていたので、Q1はアウトプッシュで行くと決めていました。Q2も同じ手順でしたが、Q1からQ2の路面の変化しろは大きかったと思います。ただ普段とは逆だなと思いました。普段ならタイムが上がるところですが、悪い方向に行っていたので、なんでかなと……」
「(Q2アタック中のセクター3について)僕のQ1とQ2のオンボードを見てもらえれば一目瞭然だと思います。“どオーバー”でした」
「(決勝に向けて)ロングランをやっていないのでどうなるかは分かりませんが、なんだかんだオートポリスのSF決勝はタイヤが保ってると思うんですよね。スーパーGTの場合、ザクザクになっちゃいますが……だからどうなるのかなと思います。しっかり良い準備をしたいです」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments