トヨタ、WEC 2020/21年シーズン参戦を表明「新しい規則の下、挑戦を続ける」
TOYOTA GAZOO Racingは、2020年秋に導入される新規則が確定したことを受けて、WECの2020/2021年シーズンへの参戦を表明した。
写真:: Toyota Racing
TOYOTA GAZOO Racingは、2020年秋に導入される”ハイパーカー規定”と呼ばれる新レギュレーションが確定したことを受けて、FIA世界耐久選手権(WEC)2020/2021年シーズンへの参戦を表明した。
トヨタはすでに、現行のLMP1規定で行われる来季のWECに参戦することを表明していたが、規定が大きく変わる2020/2021年シーズンにも継続参戦することを明かした。
14日(金)午前中、ACO(フランス西部自動車クラブ)は、TOYOTA GAZOO Racingを含むマニュファクチャラーなど諸関係者と共に協議を重ね、最終確定した新技術レギュレーションを公開した。
これを受けてTOYOTA GAZOO Racingは、市販に向けて開発中のGRスーパースポーツ(仮称)をベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両を用いて、新世代の耐久レースに参戦することを発表した。
市販車、及びレース車両は共にトヨタ自動車本社、同東富士研究所、ケルンに本拠を置くトヨタ・モータースポーツ(TMG)にて開発中とのことだ。
なお、参戦車両の名称およびベース車両となるGRスーパースポーツ(仮称)の詳細については現時点では非公開。新レース車両は、2020/2021年シーズン開幕前の適切なタイミングで走行テストを開始するとしている。
TOYOTA GAZOO Racingカンパニーの友山茂樹プレジデントは、次のようにプレスリリースにコメントを寄せた。
「TOYOTA GAZOO Racing は、2020年秋から始まるシーズンでも、新しいレギュレーションの下、挑戦をし続けることを表明します。FIA/ACO(フランス西部自動車クラブ)によるレギュレーション策定のための惜しみない努力に感謝いたします」
「この新レギュレーションにより、数々のマニュファクチャラーがWEC、及びル・マンに参戦し、耐久レースのさらなる繁栄を願っています」
「TOYOTA GAZOO Racing としては、新たな時代の耐久レースでの激しい競争を通じて、レースチームとしてだけではなく、スポーツカーメーカーとしても、確固たる地位を築きたいと思っています。ファンの皆様、我々のライバル達も新時代のWEC、及びル・マンを大変楽しみにしていると、確信しています」
すでに、アストンマーチンが2020年からヴァルキリーを擁してWECに参戦することを表明している。2020年からは、再びトヨタが他メーカーを相手に戦う姿が見られることになる。
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