開幕に向けSGT再始動! 富士テスト最初のセッションは14号車GR Supraがトップ
スーパーGTの富士公式テストが開幕。7月の開幕に向けて、再び各マシンが動き出した。
写真:: GTA
2020年のスーパーGT開幕戦を前に、富士スピードウェイで今年2度目となる公式テストがスタート。セッション1ではGT500クラスは#14 WAKO’S 4CR GR Supra、GT300クラスは#65 LEON PYRAMID AMGがトップタイムを記録した。
当初は3月下旬に開催予定だった富士公式テストだが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、開催前日に急きょ中止が決定。そこからレース開催の目処が立たない状況が続いたが、シリーズを運営するGTアソシエイションが中心となってロードマップを策定し、7月に富士スピードウェイで無観客でシーズン開幕を迎えることが決まった。
今回のテストも無観客で実施されるほか、感染防止対策として関係者の人数も厳しく制限。報道関係者もサーキット入場が許されないという厳戒体制の中でテストが始まった。
曇り空ではあるものの路面はドライコンディションの状態でセッション1がスタート。どのチームも3ヵ月ぶりにマシンを動かすということもあって、最初はチェック走行を入念に行なっていたのが印象的だった。また3月の岡山テストに続き、今回もフルコースイエロー (FCY)のテストを実施。セッション序盤と終盤に複数回FCYを導入して、その手順やシステムの確認を行なわれた。
その中でいち早く速さをみせたのが#23 MOTUL AUTECH GT-R。1分28秒848をマークしトップに浮上。2番手に#100 RAYBRIG NSX-GTが1分29秒197でつけた。
開始から40分を過ぎたところで#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rがダンロップコーナーの出口付近でストップ。駆動系にトラブルが出たようだ。これによりセッションは赤旗中断なった。
マシンの回収が終わりセッションが再開されたが、各車とも用意したテストメニューをこなしているという印象。大きく順位変動が起きることはなかった。開始1時間を過ぎて#12カルソニック IMPUL GT-Rが1分29秒025を記録し2番手に浮上。日産勢がワンツーを独占した。しかし、12号車にも駆動系のトラブルが発生してしまい、セッション終盤になってガレージ内で修復作業を強いられた。
さらに残り20分となったところで#87 T-DASH ランボルギーニ GT3が最終コーナーを立ち上がったところでストップ。これで2度目の赤旗となった。
残り16分でセッションが再開されると、今度はGT500クラスはGR Supra勢が速さをみせた。岡山テストでも好調だった#14号車が1分28秒482でトップタイムを更新すると、セッション終了間際になって#38 ZENT GR Supraが1分28秒715で2番手につけた。
ここでセッションが終了となり、最初のセッションは14号車がトップとなり、2番手に38号車がつけGR Supraがワンツーを独占。3番手には23号車が入った。ホンダ勢は#8 ARTA NSX-GT(1分29秒047)の6番手が最上位となった。
GT300クラスは65号車のメルセデスAMG GT3が1分37秒458でトップ。2番手に#6 ADVICS muta MC86、3番手に#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTがつけた。
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