予選レポート
F1 トスカーナ・フェラーリ1000・2020ムジェロGP
F1トスカーナGP予選:ハミルトンがムジェロを攻略。フェルスタッペンは3番手
F1第9戦トスカーナGPの予選は、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。
松本 和己
編集: 2020/09/12 16:54
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1第9戦トスカーナGPの予選が、イタリアのムジェロ・サーキットで行なわれた。最速タイムを刻みポールポジションを獲得したのは、メルセデスのルイス・ハミルトンだった。
トスカーナGPの舞台は、今回がF1グランプリ初開催となるムジェロ・サーキット。上空には快晴が広がり、気温29度、路面温度46度というコンディションで予選開始時刻を迎えた。
Q1:ガスリーまさかのQ1敗退
18分間のセッションがスタートすると、まずウイリアムズ勢がコースイン。ニコラス・ラティフィが1分17秒924をマークし、ジョージ・ラッセルを0.100秒上回った。
2台のアタックが終わったのを見て、コース上に出てくるマシンが増えていった。コース幅が狭いだけに、各車アタックの位置取りを気にしながら走行。ウイリアムズ勢のタイムを上回っていく。
アタックが落ち着いた段階でトップに立ったのは、メルセデスのバルテリ・ボッタス。1分15秒749で、ハミルトンを0.029秒上回った。3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ボッタスから0.586秒離された。
最も遅いタイミングでアタックしたピエール・ガスリー(アルファタウリ)は15番手と、Q2進出圏内ギリギリ。ウイリアムズ2台の他、ハースの2台、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がQ1敗退の危機に直面した。
早めにコースインしていたウイリアムズは、2セット目のソフトタイヤを早々に投入。コース上が空いているタイミングで再アタックし、ラティフィが13番手までポジションを上げることに成功した。
残り4分を切り、各車が2度目のアタックへ。ウイリアムズ勢は3セット目のソフトタイヤを装着し、さらなるポジションアップを目指した。
セクター3が位置取りを調整するマシンで大渋滞となる中、ラッセルは12番手にポジションアップ。しかしライコネンやロマン・グロージャン(ハース)がタイムアップしたため、ウイリアムズの2台は再びQ1敗退圏内に落ちていってしまった。
これでアルファタウリの2台は14、15番手となり、Q1敗退の危機。ダニール・クビアトは10番手までポジションを上げた一方、ガスリーはタイムが伸び悩んだ。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が14番手にタイムアップしたことで、ガスリーは15番手となったランド・ノリス(マクラーレン)と0.053秒差の16番手に落ちてしまい、昨年のベルギーGP以来となるQ1敗退を喫した。前戦は劇的な優勝を果たしたガスリーは今回のフリー走行でも上位につけていたが、まさかの結果となった。
ガスリー以下、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ラッセル、ラティフィ、ケビン・マグヌッセン(ハース)がQ1で姿を消している。
Q2:ノリス今季初のQ2敗退。クビアト、ベッテルもQ3に進めず
15分間のQ2は、トラフィックを嫌ったかメルセデス勢がいち早くコースイン。全車がソフトタイヤでの走行となった。まずタイムを出したハミルトンは、1分15秒309をマーク。これにボッタスは0.013秒、フェルスタッペンは0.162秒届かなかった。
各車最初のアタックを終えた段階で、Q2敗退圏内にいるのはクビアト、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ベッテル、グロージャン、ライコネンだ。
残り時間が5分になる頃、レーシングポイントの2台がコースイン。今回はF1グランプリ参戦1000レース目を記念し、ワインレッドの特別カラーリングを纏ったフェラーリ勢がそれに続いた。
トップ3と4番手につけたアレクサンダー・アルボン(レッドブル)、そして5番手のダニエル・リカルド(ルノー)がピットに留まり、10台がQ3進出を目指してアタック。ここで大きくポジションを上げるマシンは少なかったが、サインツJr.は10番手にタイムアップ。これによってチームメイトのノリスが11番手、今季初めてのQ2敗退となった。
ノリス以下、クビアト、ライコネン、ベッテル、グロージャンがQ2敗退。クビアトはターン7でコースオフがあり、タイムを上げられなかった。
Q3:ハミルトンがムジェロを攻略。今季7度目のポールポジション
レーシングポイントのランス・ストロール勢が先陣を切り、12分間のQ3がスタート。まずアタックしたサインツJr.はユーズドタイヤで1分17秒870。それをストロールが1分16秒356で上回っていった。
ハミルトンは、1分15秒144とQ2から0.2秒ほどタイムアップ。ボッタスも自己ベストを更新したが、ハミルトンにはわずか0.059秒及ばなかった。
フェルスタッペンはQ2の自己ベストタイムを上回れず、ハミルトンと0.402秒の差をつけられた。
残り時間4分ほどのところで、ハミルトンは早めにコースインし、最後のアタックへ。これにルクレール、フェルスタッペン、エステバン・オコン(ルノー)が続いた。ただ、フェルスタッペンはアウトラップでルクレールの前に出て、ハミルトンを視界に捉えながらアタックに入った。
ハミルトンはセクター1で自己ベストを更新できなかったものの、セクター2では全体ベストを更新。しかしラップタイムを更新することはできなかった。対するフェルスタッペンは、セクター3で全体ベストを更新するなどラップタイムを1分15秒509に上げるも、3番手というポジションを上げることはできなかった。
後方ではオコンがセクター1でスピンを喫し、該当区間に黄旗が振られた影響で多くのマシンがタイムアップできず。ボッタスもこの影響でアタックを止めており、ハミルトンのポールポジションが確定した。
これでハミルトンは通算95回目、今季7度目のポールポジション獲得となった。ハミルトンがポールポジションを獲得したサーキットは、これで28ヵ所目となっている。
オコンの前を走っていたルクレールはタイムアップすることに成功し、5番手に浮上。フェラーリにとって節目のレースで、グリッド3列目を確保した。
Read Also:
- 去就未定のペレス、マクラーレンCEOはインディカーでの起用に関心アリ?
- F1メカ解説|シーズン早くも折り返し。高速&初開催ムジェロに登場したアップデート
- ペレス、FP2のクラッシュで1グリッド降格ペナルティ。衝突の責任はペレスに有りと判断
- ガスリーとアルボンの入れ替えは”意味なし”。レッドブル代表が断言
- 【動画】ジョージ・ラッセルがドライブしながらムジェロ・サーキットを解説!
順位 ドライバー タイム 差 平均速度 1 ルイス ハミルトン 1'15.144 251.277 2
バルテリ ボッタス 1'15.203 0.059 251.080 3
マックス フェルスタッペン 1'15.509 0.365 250.062 4
アレクサンダー アルボン 1'15.954 0.810 248.597 5
シャルル ルクレール 1'16.270 1.126 247.567 6
ランス ストロール 1'16.356 1.212 247.289 7
セルジオ ペレス 1'16.311 1.167 247.434 8
ダニエル リカルド 1'16.543 1.399 246.684 9
カルロス サインツ Jr. 1'17.870 2.726 242.481 10
エステバン オコン フルリザルトを見る
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1トスカーナGP予選速報:ハミルトンが4戦連続PP。フェルスタッペン3番手
次の記事 予選5番手はフェラーリにとって予想外……ルクレール、決勝での苦戦を覚悟
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
松本 和己

読みもバッチリハマった野尻智紀、2戦連続ポール獲得「かなり限界まで攻め切ることができた」
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
第8戦:SUGO
19 日前
読みもバッチリハマった野尻智紀、2戦連続ポール獲得「かなり限界まで攻め切ることができた」

36号車au、ウエイト40kgで予選2番手! 山下健太「まさか2番手になるなんて。これ以上は見えなかった」
スーパーGT
スーパーGT
第2戦:富士
3 ヵ月前
36号車au、ウエイト40kgで予選2番手! 山下健太「まさか2番手になるなんて。これ以上は見えなかった」

これがフォーミュラEの未来! 800馬力超えの四駆”モンスター”次世代車両『Gen4』正式お披露目
フォーミュラE
フォーミュラE 4 ヵ月前
これがフォーミュラEの未来! 800馬力超えの四駆”モンスター”次世代車両『Gen4』正式お披露目
最新ニュース

フランコ・コラピント、アルピーヌと契約延長。2027年もガスリーのチームメイトに
F1
F1 F1
オランダGP
8 時間前
フランコ・コラピント、アルピーヌと契約延長。2027年もガスリーのチームメイトに

リバティ・メディア、MotoGP副CEOにカルロス・エスペレータを任命。エスペレータ親子体制への信任与える
MotoGP
MGP MotoGP 9 時間前
リバティ・メディア、MotoGP副CEOにカルロス・エスペレータを任命。エスペレータ親子体制への信任与える

岩佐歩夢、ムジェロでレッドブルの最新マシンをドライブ。来季に向けたタイヤテストに参加
F1
F1 F1 9 時間前
岩佐歩夢、ムジェロでレッドブルの最新マシンをドライブ。来季に向けたタイヤテストに参加

富士モータースポーツミュージアムでF1開催50周年企画展を開催中。『赤いペガサス』村上もとか氏のトークショーも実施
F1
F1 F1 10 時間前
富士モータースポーツミュージアムでF1開催50周年企画展を開催中。『赤いペガサス』村上もとか氏のトークショーも実施
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録