ピアストリ、1位の座譲った“ノリスの恩返し”を「僕たちのチームワークを示している」と表現。ふたり共マクラーレンのコンスト王座に自信
オスカー・ピアストリは、カタールGPのスプリントでチームメイトのランド・ノリスから勝利を譲られたことについて、こういったシチュエーションは既に想定されていたとしつつ、「僕たちのチームワークを示している」と語った。
Lando Norris, McLaren F1 Team, 2nd position, Oscar Piastri, McLaren F1 Team, 1st position, congratulate each other in Parc Ferme
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
F1第23戦カタールGPのスプリントでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスがワンツーフィニッシュ。コンストラクターズタイトル獲得に向けてまた一歩前進した。
そのスプリントでは、ノリスがポールポジションからスタートしてレースをリードし、ピアストリを従えていたが、チェッカー直前でアクセルを緩めてピアストリを先行させた。つまり勝利を“譲る”格好となったが、これについてノリスは、サンパウロGPのスプリントでピアストリに1位を譲ってもらった“お返し”だとして、自らの独断でポジションをスワップしたと明かした。実際、チームはレース中ノリスに対し「そのままのポジションでフィニッシュするように」と指示していた。
ノリスの動きは驚きだったかと尋ねられたピアストリは、後ろからメルセデスのジョージ・ラッセルが接近しているシチュエーションでポジションを入れ替えたことには驚いたとしつつ、ノリスから“お返し”をもらうことについてはチーム内でも以前から検討されていたことだったと語った。
「いや、完全に驚いたというわけではなかった。レース前にもこれについて話していたし、それ結局スワップするに至った」
「レースの状況という意味では、すごくタイトだったから少し驚いた。でもこれまで話していたことでもあるし、こうやってお返しをしてもらったような形になったのは嬉しいことだ。これは僕たちのチームワークを示していると思う」
また、このアイデアを発案したのはチームだったのか、それともノリスだったのかという質問に対してピアストリは「チームだった」と明かし、「あそこでやるというのはランドのアイデアだったと思うけどね。でもブラジルの時と同じで、チャンスがあればするつもりだった。楽しかったよ」と付け加えた。
スプリントでのワンツーにより、マクラーレンとフェラーリの獲得ポイント差は30点に広がった。迎える決勝レースでマクラーレンがこの差を45点に広げるか、もしくは44点に広げて尚且つ優勝を記録すれば、最終戦アブダビGPを待たずしてコンストラクターズタイトルを確定させることができる(一応レッドブルにも、まだ逆転タイトルの可能性が残っている)。
決勝スターティンググリッドは、ノリスが3番手、ピアストリが4番手。対するフェラーリ勢はシャルル・ルクレールが5番手、カルロス・サインツJr.が7番手となっている。仮にこの順位のままでフィニッシュすれば点差は41点となるのでタイトルは確定しないが、展開次第では45点以上に広がる可能性も十分ある位置関係と言えるだろう。
決勝に向けてタイトル争いの意気込みを聞かれたピアストリは、自分たちが何位でフィニッシュする必要があるかなどは「レースが終わってから考えるか、50人いるエンジニアに任せるよ」としたが、フェラーリの前でフィニッシュできる自信はもっているようだ。
「自信は間違いなくあると思うし、今日のスプリントもプラスになったと思う」
「過度なプレッシャーは特にないんだ。とにかくマシンを可能な限り速くして、フェラーリに限らずみんなを倒したい。もちろん彼ら(フェラーリを倒すこと)が優先にはなるけどね。でもそのための最善策は優勝であって、僕たちは目標を高いところに置いている」
そしてノリスも、優勝のチャンスは十分にあると考えている。スプリントで譲った勝利を獲りに行くのかと尋ねられたノリスは、こう答えた。
「当然だ。あれとは全く別の話だからね」
「楽しみにしている。十分チャンスがあると思っているからね。メルセデスと同じくらい速いかは分からないし、レッドブルも昨日から進歩してきている。だから多くのドライバーにチャンスがあるだろうね」
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