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テストレポート

第2回F1バーレーンテスト2日目午後:アントネッリ最速。アストン・ホンダはトラブルでコース上にストップ

第2回F1バーレーンテストの2日目午後のセッションが行なわれた。最速タイムはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが記録した。

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

写真:: Andy Hone/ LAT Images via Getty Images

 バーレーン・インターナショナル・サーキットでF1のプレシーズンテスト後半2日目が行なわれた。最速だったのはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリだった。

 午後のセッションも午前と同様に4時間。レッドブルはドライバーを交代せず、引き続きマックス・フェルスタッペンが担当。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、フェラーリのルイス・ハミルトン、アルピーヌのフランコ・コラピント、レーシングブルズのリアム・ローソンも午前中から引き続きステアリングを握った。

 真っ先にコースインしたのは、午前中に長い時間ピットに留まり5周しか走れなかったフェラーリのハミルトン。午前に話題となったフラップが180度回転するリヤウイングではなく、中央にフラップを動かすアクチュエーターがついた従来のリヤウイングに戻したようだ。

 各車がロングランに取り組んだこともあり、メルセデスのアントネッリが4番手に食い込んだ以外目立ったタイム更新はしばらくなかったが、セッション開始から30分を前にフェルスタッペンが1分33秒444をマーク。0.009秒とわずかながらランド・ノリス(マクラーレン)が記録した午前のトップタイムを更新した。

 しばらく大きなトラブルはなかったものの、セッション開始直後からレースシミュレーションをしていたアロンソが、1時間が経過する前にコース上でストップ。赤旗掲示の原因となってしまった。高電圧系統にトラブルが生じたようで、現場にはチームのクルーが駆けつけ、感電防止の絶縁手袋を装着しマシンを回収した。

 なおこの時点で、ウイリアムズとキャデラックは午後のセッションは走行できていない状態だったが、約15分間の中断を経て走行が再開されたタイミングでキャデラックのセルジオ・ペレスがコースインを果たした。

 走行再開後はタイヤを交換したマシンも多く、数台がタイムを更新。フェルスタッペンはC3タイヤで1分33秒162までトップタイムを縮めた。

 だがその後、ピアストリがセッション折り返しを前に新品のC3タイヤを使い1分32秒861をマーク。これが、これまでのバーレーンでのテスト5日間で最初の1分32秒台突入となった。

 フェルスタッペンやピアストリはその後、ピットレーン出口でスタート練習を実施。長めにアクセルを開けて今季の課題となっているターボの過給圧を上げるなど、レースを意識したチェック作業を行なった。またコース上ではピアストリとハミルトンがレースさながらの接近戦を演じるシーンもあった。

 日が沈んでからはレースシミュレーションを含め、各車淡々と走行を重ねる時間が続いた。しかし残り1時間を切ると、アントネッリがペースアップ。C3タイヤで1分32秒803を記録し、リーダーボードのトップに立った。他にもタイムを出しに行くマシンが増え、ハミルトンが5番手まで浮上。一方でピアストリとフェルスタッペンは黙々とレースシミュレーションを続けた。

 最終的にセッションをトップで終えたのはアントネッリ。メルセデスは2日続けてのトップとなった。周回数は合計156周で、セッション終盤にはピットでペナルティ消化やノーズ交換の練習も行なうなど、まさに順調な様子だ。

 ピアストリが2番手だったマクラーレンは合計で最多の158周を走破。こちらも同様に良い1日となったが、セッション最後に行なわれたスタート練習の際にはコースサイドで一時ストップする場面もあった。

 フェルスタッペンも139周を走り、3番手タイム。そのアタック自体もまだ路面温度が高い時間帯であり、当然ながらまだまだ余力を残しているという印象。レースシミュレーションを通してじっくりと準備を進めた。またスタート練習の際にはちゃっかりポールポジションを奪取した。

 フェラーリのハミルトンは午前中のトラブルもあり、走行距離は78周。タイムシートの下位に沈んでいた時間も長かったが、セッション終盤にタイム更新を繰り返し4番手となっている。

 ウイリアムズはセッション前半を棒に振ったが、残り時間2時間20分ごろにようやくアレクサンダー・アルボンをコースに送り出すことができ、終盤にはC5タイヤを投入。このテストで初登場となった最もソフトなタイヤだが、ラップの途中でタレてしまったようで、最終的に11番手止まりとなっている。

 一方、アルピーヌのコラピントはC5タイヤで終盤にタイム更新。6番手に食い込んだ。他にはキャデラックのセルジオ・ペレスもC5タイヤで14番手タイムを出している。

 アウディのニコ・ヒュルケンベルグが7番手。コラピントがC5タイヤでジャンプアップするまでトップチームに次ぐポジションにつけていた。セットアップかエネルギーの使い方の違いなのか、他のマシンより時速10km以上高いトップスピードを記録していた。

 アストンマーティンのアロンソは、赤旗中断の原因となったストップの後、走行を再開することはできなかった。結局午前に40周、午後に28周を走ってこの日の走行終了。テスト最終日は1日ランス・ストロールが走行を担当する予定であるため、彼にとってはこの日が開幕前最後のテスト日であったが……大きな不安を残した状態で開幕戦に臨むことになった。

Test 2

全スタッツ
 
順位 ドライバー # シャシー エンジン 周回数 タイム 前車との差 タイヤ 平均速度
1 Italy アンドレア・キミ アントネッリ メルセデス 12   Mercedes 79

1'32.803

  M 209.941
2 Australia オスカー ピアストリ マクラーレン 81   Mercedes 86

+0.058

1'32.861

0.058 M 209.810
3 Netherlands マックス フェルスタッペン レッドブル 3   Red Bull 139

+0.359

1'33.162

0.301 M 209.132
4 United Kingdom ルイス ハミルトン フェラーリ 44   Ferrari 78

+0.605

1'33.408

0.246 M 208.581
5 United Kingdom ランド ノリス マクラーレン 1   Mercedes 72

+0.650

1'33.453

0.045 M 208.481
6 Argentina フランコ コラピント アルピーヌ 43   Mercedes 120

+1.015

1'33.818

0.365 S 207.670
7 Germany ニコ ヒュルケンベルグ Audi 27   Audi 73

+1.184

1'33.987

0.169 M 207.296
8 United Kingdom ジョージ ラッセル メルセデス 63   Mercedes 77

+1.308

1'34.111

0.124 M 207.023
9 France エステバン オコン ハース 31   Ferrari 58

+1.398

1'34.201

0.090 M 206.825
10 New Zealand リアム ローソン レーシングブルズ 30   Red Bull 106

+1.729

1'34.532

0.331 M 206.101
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