ホンダ、アルファタウリに”翼を授ける”。ホンダジェットをチームに納入、イタリアGPから本格運用
ホンダ・エアクラフト・カンパニーは、アルファタウリ・ホンダにホンダジェットをデリバリーしたことを発表。チームは今後、多目的にこれを活用するという。
ホンダの航空機事業子会社のホンダ・エアクラフト・カンパニーは、アルファタウリ・ホンダに最新型『HondaJet Elite』をデリバリーし、F1第8戦イタリアGPから本格運用を開始したことを発表した。
ホンダ・エアクラフト・カンパニーが開発した小型ビジネスジェット機のHondaJetは、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、そして日本で販売されており、世界中で155機以上が運用されている。
チームにデリバリーされたHondaJetはアルファタウリ仕様のカラーリングが施され、今後、欧州を拠点に役員、F1ドライバー、他競技選手の移動やサーキットの下見など、多目的に運用されるという。
ホンダ・エアクラフト・カンパニー取締役社長である藤野道格氏は、次のようにコメントした。
「レッドブルよりHondaJet Eliteを選んでいただいたことを、大変うれしく思います。HondaJet Eliteを活用することで、より効率的に、そして安全に選手たちが移動できるようになり、ベストコンディションで各レースに臨めるようになることを期待しています」
アルファタウリ・ホンダを所有するレッドブルでモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、「HondaJet EliteをFlying Bullsの新しいメンバーとして迎えることができて嬉しく思います」と語った。
「これは、ホンダとレッドブルの間の強力なパートナーシップの新たな一歩です。HondaJetは、短距離および中距離のルートで特に効率的であるため、とても理想的です。レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダチームの移動に使用します。ホンダとレッドブルは、F1モータースポーツの他、MotoGPでも長年のグローバルパートナーシップを築いています」
F1イタリアGPでは、アルファタウリのピエール・ガスリーがF1初優勝を達成。ホンダがトロロッソ時代からチームにパワーユニットを供給し、50戦目という節目のレースで優勝を果たした、記念すべきレースとなった。
そんな絶好のタイミングで運用が開始されたHondaJet。今季のF1はコロナ禍の影響で、連戦に次ぐ連戦となっており、チームにとっては貴重な”翼”となりそうだ。
HondaJet Eliteに乗るアルファタウリ・ホンダ(左から、フランツ・トスト代表、ダニール・クビアト、ピエール・ガスリー)
Photo by: Honda
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