F1オーストリアFP3:3連勝達成に向け勢い充分、フェルスタッペントップタイム……角田12番手

F1第9戦オーストリアGPのフリー走行3回目は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は12番手だった。

F1オーストリアFP3:3連勝達成に向け勢い充分、フェルスタッペントップタイム……角田12番手

 F1第7戦フランスGPから続くヨーロッパ3連戦を締めくくるF1第9戦オーストリアGPがレッドブルリンクで開催されている。土曜日のフリー走行3回目でトップタイムをマークしたのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。

 気温22度、路面温度45度、湿度33%とフリー走行1回目・2回目が行なわれた昨日と打って変わり、降水確率はゼロ。強い日差しがコースを照りつける中、予選・決勝前最後の調整となるフリー走行3回目が開始された。

 金曜日の走行と同様に、フリー走行3回目でも第10戦イギリスGPでの導入が予定されているテストタイヤを履いて各車がコースに飛び出した。ピレリは、第6戦アゼルバイジャンGPの決勝ではタイヤのバーストが相次いだことから、タイヤに厳しいと言われるシルバーストン・サーキットで行なわれるイギリスGPで、新構造のリヤタイヤ投入を目指しているのだ。昨シーズン、タイヤバーストが乱発しメルセデスのルイス・ハミルトンが”3輪”でトップチェッカーを受けたのも、シルバーストンであった。

 チームとしても、次戦以降に向けたタイヤのデータ収集を目論んでいるのか、テストタイヤでの最低周回数を超えてラップを重ねるドライバーが多く見受けられた。

 今週のオーストリアGPには、タイヤについてもうひとつ重要点がある。同サーキットで行なわれた前戦シュタイアーマルクGPからは、1段階柔らかいタイヤセットが用意されている。5種類あるタイヤコンパウンドの内、C5〜C3という通常市街地コースなどに投入される1番柔らかい組合わせが採用された。C4〜C2が持ち込まれた前戦は多くのドライバーが1ストップを選択していたが、今回は2ストップが主な戦略となりそうだ。

 セッション20分を過ぎた時点から、多くのドライバーは通常のタイヤセットを投入しての走行を開始。レッドブル・ホンダ勢はテストタイヤでの走行を行なわず、セルジオ・ペレスがハードタイヤ、フェルスタッペンがソフトタイヤで最初のタイムを計測した。

 フリー走行3回目の後に行なわれる予選セッションに向け、昨日好調さを見せたアストンマーチン勢からソフトタイヤを履き予選想定ラップを行なった。1周が1分と少しという短いレッドブルリンクで、予選セッション中にトラフィックに引っかかった場合を想定し、ソフトタイヤで複数回アタックできるかどうかも合わせて確認を行なっていた。

 各車は2セット目のソフトタイヤをセッション終盤に投入し、アタックを続行。タイムを更新していった。

 60分のセッションはそのまま終了し、トップタイムは、フェルスタッペンが2セット目のソフトタイヤでマークした1分4秒591だった。2番手に着けたメルセデスのバルテリ・ボッタスとは、0.538秒という大差をつけている。セッション終了後に行なわれたスタート練習でも、ポールポジションからの練習を見せるなど、3連勝に向け自信をのぞかせた。

 3番手にはチームメイトのハミルトン。トップのフェルスタッペンからストレート区間のセクター2で0.4秒近く離され、0.686秒差の1分5秒277を記録した。

 1分5秒280というタイムで4番手につけたのは好調が続くアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。チームメイトの角田裕毅は、12番手でセッションを終えた。角田はソフトタイヤでの走行中にターン9でスピンを喫するシーンも見受けられたが、テストタイヤでの走行ではトップタイムをマークするなど好調を見せている。

 フリー走行3回目は、トップのフェルスタッペンから12番手の角田までが1秒差以内、2番手のボッタスから12番手角田までは0.4秒という大混戦となった。メルセデスやアストンマーチン、アルファタウリ・ホンダ勢、フェルスタッペンなどは、ハードタイヤ(前戦のミディアムタイヤ)を2セット残しているなど、決勝に向け予選Q2でのタイヤ戦略も見逃せない。予選は日本時間22:00から開始される。

 
 

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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 Netherlands マックス フェルスタッペン 15 1'04.591     240.665
2 Finland バルテリ ボッタス 22 1'05.129 0.538 0.538 238.677
3 United Kingdom ルイス ハミルトン 20 1'05.277 0.686 0.148 238.135

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