2027年のF1は12戦がスプリントフォーマットに? 市街地偏重の脱却も目指す……ドメニカリCEOがグランプリ開催の将来像を語る
F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2027年シーズンは年間のスプリント開催数が倍増する案を検討していると明かした。
Lando Norris, McLaren, Oscar Piastri, McLaren, Andrea Kimi Antonelli, Mercedes
写真:: Sam Bagnall / Motorsport Images
F1のCEOであるステファノ・ドメニカリが、2027年以降のグランプリ開催について言及。スプリントフォーマット増加案や、トルコ、アジア、アフリカでの新規開催の可能性について語った。
特にここ数年は年間6回の開催となっていたスプリントレースに関しては、2027年に向けて倍の12回に増やすという案も積極的に検討されている。またそれに伴い、通常のグランプリウィークエンドのフォーマット調整についても検討が進められている。
F1の商業権保有者であるリバティ・メディアは、スプリントレースの増加に以前から意欲を示してきた。ドライバーやチーム関係者の負担を増やすことにはなるものの、放送局やレースプロモーターからの関心を集められるからだ。
FOMがスプリントレースの拡大を推し進める最大の理由は、3日間を通して観客に有意義なセッションを提供したいということにある。そのためドメニカリCEOは、スプリントフォーマットを採用しないグランプリにおいても、金曜に2回のフリー走行を行なうという従来の形式をテコ入れして競争の要素を加えられないか模索している。
「スプリントの数や異なるフォーマットについて議論を始めた理由は、ファンや主催者からのフィードバックだ。彼らは3日間を通してリアルなアクションを見たいと思っている。つまり金曜日の段階から予選などの競技要素を取り入れてほしいという声があるんだ」
バーレーンでのプレシーズンテストの際、ドメニカリCEOはそう語った。
「スプリントの週末でなくても、何か違うものを求める流れがある。コース上で走行のある全ての日程をそういったものにしたいと考えている」
一方で、金曜のフリー走行が減ってしまった場合、経験の浅いルーキードライバーに不利が生じる可能性もある。これについてはドメニカリCEOも認識しており、追加で走行時間を与える案も検討しているという。
「フリー走行の時間を延ばすことや、彼らが走れるセッションを設けることに私は反対ではない。スプリントのある週末では、ルーキーの走行時間が非常に限られているのは明らかだからだ
「この点は現在対処しているところで、近いうちに具体的な案を提示する予定だ」
トルコGP復活については「続報をお楽しみに」
ドメニカリCEOは、F1カレンダーに新規開催地が追加される可能性にも言及した。F1は年間24戦という現行の開催数を維持する方針を掲げつつ、東南アジアや長らく復帰が待たれるアフリカなど主要市場への拡大を視野に入れている。
具体的にはルワンダやタイ、韓国と協議をしていることが明らかになっているが、話し合いは長引いており、仮に開催が実現するとしても2029年以降になりそうだ。
そのため、しばらくはヨーロッパのサーキットが既存の開催枠を維持したり、もしくはカレンダーに一時的に復活するという流れになるだろう。実際、マドリンクにスペインGPの開催権を奪われた格好のバルセロナ・カタルニア・サーキットは、ベルギーGPとの交互開催で2032年までレースを開催できることになった。そして2027年からの2年間は、ポルトガルGPが復活してオランダGPの穴を埋めることになっている。
ドメニカリCEOも、今後もポルトガルGPのような例が出てくる可能性について認め、「大国ではゼロから何かを構築するには適切な時間が必要で、短期的な話でない」としている。
「こういった(新規開催の)動きが出てくるのは2029年からになるだろう。いくつか契約の満了も控えており、状況は変化している」
「これは非常に前向きなことだ。我々はどこで開催すべきか、選ぶことができる立場にいるからだ。(グランプリの)数を増やすつもりはないので、慎重な判断が必要だ。そしてそれは2029年よりも前には実現しないだろう」
中でもカレンダー復帰が近いと見られているのがトルコGP。イスタンブール・パークの主催者は契約合意に近付いていると主張している。
ドメニカリCEOは、トルコGPとの契約はまだ確定していないとしつつも、「続報を待ってほしい」と語る。
「トルコは100%確定ではないが、続報を待ってほしいと言うべきかな」
「これは市街地レースが多すぎるという声への答えでもある。新たに加わるのはストリートレースではなく(常設の)サーキットということになる」
「繰り返しになるが、トルコについては続報を待っていてほしい。ポルトガルは確定しているし、マドリードは半常設型のコースで、今年の開催に向けて準備を進めている。他にも将来的に交互開催が増える可能性もあるが、開催数は24戦を維持したいと考えている」
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