サム・バード、”同士討ちミサイル”に落胆「ミスを犯し、多くの人を巻き込んでしまった」
ジャガーのサム・バードは、フォーミュラEハイデラバードePrixで同士討ちを演じたクラッシュの責任を認め、「最低の気分だ」と語った。
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Sam Bloxham / Motorsport Images
ジャガーにとって、フォーミュラE第4戦ハイデラバードePrixはまさに悪夢のようなレースとなった。タタ・モーターズ傘下のジャガーにとって、半ばホームのようなレースで2台が上位を走っていたにも関わらず、ダブルリタイアを喫したのだ。
ミッチ・エバンスがポールポジションを獲得、サム・バードも6番グリッドから上位を目指した。エバンスはアタックモード起動の際にポジションを落としたが、レース中盤にエバンスが3番手、バードが5番手と上位をキープしていた。
しかし、バードはターン3でのブレーキングでマシンをコントロールできず、エバンス車の側面に激突。そのダメージから2台ともリタイアという劇的な結末を迎えた。
当初、バードは4番手を走っていた日産のサッシャ・フェネストラズに対してオーバーテイクを仕掛けたように見えたが、実際にはターン3外側に設けられていたアタックモードの起動ゾーンに向かっていたのだという。
フェネストラズはバードとは接触しなかったものの、スピンしたエバンスに前を塞がれる形で立ち往生。クラッシュを避ける形でランオフエリアに出た6番手のマキシミリアン・ギュンター(マセラティ)も含め、一気に4台のレースが台無しになった。
レース後、明らかに落ち込んでいたバードはエバンスに謝罪し、このインシデント全体の責任を認めた。
バードはmotorsport.comに「僕はミスを犯し、レースで多くの人を巻き込んでしまった」と語った。
「言うことはあまりない。自分のミスで、責任を取りたい。取り返したいと思っているが、それはできない。チームやチームメイト、そして何人かのドライバーをがっかりさせてしまった」
「でも2週間後にはレースがあるし、修正していけるはずだ」
「アタックモード(起動)に行ったのに、間違ってしまったんだ」
インシデントについて「プッシュしてギュンターとの差を広げようとしたんだ」とバードは説明した。
「(前方の)彼らが思ったより早くブレーキをかけたので、車間距離が詰まってしまい、イン側に入らなければサッシャにぶつかってしまいそうだった。でも残念ながらミッチがそこにいた」
「サッシャにぶつかっていれば、ミッチは大丈夫だったのかもしれない。でも、最初に目に入った相手は避けようとするものなんだ」
自分の視点からこの事件を説明するよう求められたエバンスも「言うことはあまりない」とmotorsport.comに語った。
「間違った場所に間違ったタイミングでいたんだ」
「サムがミスをして、僕にぶつかった。いい結果を出そうとしていただけに残念だ」
レースコントロールは、今回のインシデントについてバードに対し、次戦ケープタウンでの5グリッド降格ペナルティを科している。
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