F1からの批判的意見に、フォーミュラE余裕の切り返し「とても光栄なこと」
フォーミュラEの最高責任者であるジェイミー・ライグルは、F1のCEOであるチェイス・キャリーとレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコの批判に応え、「光栄に思う」と語る。

レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、昨年motorpsort.comに対し、レッドブルとしてはフォーミュラEに参入することには興味を持っておらず、「我々はレースの”純粋主義者”」であるため、同社ブランドの宣伝活動には沿わないと語っていた。
「フォーミュラEは我々にとって、ディーゼルに関するスキャンダルを気にする、自動車業界にとっての言い訳にすぎない」
マルコ氏はそう語っていた。当時、この発言についてフォーミュラEはコメントしなかったが、先週BMWが開催した「未来フォーラム」に出席したフォーミュラEのジェイミー・ライグル最高責任者は、再びこのマルコ氏の発言について尋ねられ、フォーミュラEに対するメーカーからの関心を引用して応えた。
「私は、その(マルコの)発言の重要な言葉は、”純粋主義者”という部分だったと思う」
ライグルはそう発言した。
「モータースポーツとは何であるかということの定義がある。そして、それがどうあるべきかということについて、人々はそれぞれの見解を持っている」
「私の中では、このモータースポーツの美しさは、このスポーツの伝統と技術革新にあると思う」
「これまでに生まれた技術革新は、リヤビューミラーやシートベルトのようなモノだった」
「我々はそれを進化させていると信じている。そしてチャンピオンシップに参加しているメーカーやドライバーの数、どれだけ激しい戦いになっているか、そしてほとんどのレースの勝者が異なるという事実……そういうモノは私にとって、このスポーツの定義である」
「エンジニアリングであろうが、スポーツであろうが、それをどう組み合わせるかということは、人間の努力の頂点にある部分でもある」
F1のCEOであるチェイス・キャリーも、CNNのインタビューに答えた際、フォーミュラEがF1の脅威になることはないだろうと語った。
「脅威となるのは、フォーミュラEではないだろう」
「フォーミュラEは、今では全く異なる乗り物になっている。主な部分は社会的な要因である、道路上で行なわれるパーティだ」
このキャリーCEOの発言について、ライグルは次のように付け加えた。
「私の個人的な信念は、世界はとても広く、モータースポーツで複数の選手権を行なうだけの十分な余地があるということだ」
「チェイスとマルコが、我々のことについて話すべきだと決めた。それは、我々にとっては光栄なことだ」
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