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フォーミュラE第2戦:モルタラが優勝! 最後はSCフィニッシュ、アタックモードの使い方がカギに

フォーミュラEの第2戦ディルイーヤePrixの決勝レースは、ベンチュリのエドアルド・モルタラが優勝を飾った。

Edoardo Mortara, Venturi Racing, Silver Arrow 02, Robin Frijns, Envision Racing, Audi e-tron FE07

 フォーミュラEの第2戦ディルイーヤePrixの決勝レースが行なわれ、ベンチュリのエドアルド・モルタラが優勝した。

 サウジアラビアの首都リヤド郊外の市街地コースを舞台とした、ダブルヘッダーの2戦目。週末を通じて、メルセデス製パワートレインを搭載する2チーム、メルセデスとベンチュリが速さを見せており、ポールポジションは開幕戦ウイナーのニック・デ・フリーズ(メルセデス)が獲得。モルタラが2番手に並んだ。

 45分+1周のレースがスタートすると、デ・フリーズが危なげなく首位をキープ。後方で大きなクラッシュが起きることもなく、クリーンにレースが開始された。

 首位のデ・フリーズは快調に飛ばし、後続を少しずつ引き離していく。後方では12番手スタートのストフェル・バンドーン(メルセデス)がポイント圏内の10番手までポジションを上げた。

 レース開始から5分ほど経つと、隊列の間隔が広がり始めたことでアタックモードを起動するドライバーが増加した。3分間のアタックモード2回の使用が義務付けられているが、アタックモードを起動するためには、オフラインに設けられたゾーンを通過しなければならず、ポジションを落とす可能性があるのだ。

 トップ5はほぼ同じようなタイミングで1回目のアタックモードを使用したが、大きな順位変動はなく、デ・フリーズをモルタラが追い、ロビン・フラインス(エンビジョン・レーシング)やルーカス・ディ・グラッシ(ベンチュリ)が1秒弱の間隔で続いた。

 4番手のディ・グラッシは、後方のロッテラーとの差が十分あったことから、立て続けに2度目のアタックモードを起動。この戦略が功を奏し、ディ・グラッシは翌周にアタックモードを起動したフラインスの前に出ることに成功した。

 2番手を走っていたモルタラは、フラインスよりもさらに1周アタックモード起動が遅れたことで4番手まで後退。これを見た首位のデ・フリーズは、動くに動けない状態になってしまった。

 アタックモード中のディ・グラッシは、ターン18でデ・フリーズにオーバーテイクを仕掛けた。デ・フリーズは必死に抑えようとしたが、ブレーキングでタイヤをロックさせてしまい、接触・コースオフしながらも先にコーナーを抜けたディ・グラッシがトップに浮上。デ・フリーズはモルタラにもオーバーテイクを許し、3番手まで後退した。

 これでベンチュリ勢がワンツー体制となったが、モルタラは先にアタックモードが終了したディ・グラッシに接近。ストレートエンドのターン18で、チームメイトを交わしてトップに立った。

 ロッテラーは一度フラインスを抜いて4番手に上がったものの、アタックモードが終了すると抜き返され、ベルニュにも交わされ6番手となった。

 デ・フリーズが2度目のアタックモードを起動したのはレース残り時間が20分を切った頃。起動ゾーンを通ったことでフラインスに先行されると、ポジションをひとつも上げられずアタックモードが終了してしまった。

 残り時間が15分を切った終盤に差し掛かっても、隊列はほぼ数珠つなぎ。そんな中、デ・フリーズはオーバーテイクを仕掛けてきたベルニュと接触してしまい失速、9番手までポジションを落とした。

 2度目のアタックモードを残していたベルニュはそんな隊列の中でアタックモードを起動したため、3つポジションダウン。なんとかポジションを元の4番手まで戻そうと、猛プッシュした。

 トップ争いにも変化が起きた。3番手のフラインスがディ・グラッシを交わし、2番手に浮上したのだ。するとその後、アレクサンダー・シムス(マヒンドラ)がターン7でストップ。これでセーフティカーが出動した。ベルニュは6番手でアタックモードが時間切れに。結果的にアタックモードでポジションを落としたことになった。

 セーフティカー出動の時点でレース開始から40分が経過していたため、ルール通りセーフティカーの走行時間に応じたレース時間延長はなし。レース残り時間がゼロとなり、セーフティカーランのままフィニッシュとなった。

 昨年のランキング2位となったモルタラが、見事勝利。ディ・グラッシが3位となり、ベンチュリ勢はダブル表彰台となった。開幕戦はエネルギーマネジメントに問題があり、苦しいレースとなったロッテラーも4位でレースを終えた。

 レース前半はトップを維持していたデ・フリーズは、アタックモードを活かせずまさかの10位フィニッシュ。7位となった僚友バンドーンよりも下位でのフィニッシュとなった。

 日産・e.ダムス勢はセバスチャン・ブエミが14位、マクシミリアン・ギュンターが15位とポイント獲得ならず。予選に出られなかったニック・キャシディ(エンビジョン・レーシング)は、追い上げたものの17位だった。

 
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