速報ニュース

フォーミュラE

フォーミュラE、2025年までは共通バッテリーを使用か。コスト上昇懸念

フォーミュラEは、少なくとも2025年までは共通バッテリーを使用し、開発競争を解禁しないことが考えられているようだ。

Scott Mitchell

Scott Mitchell

公開日時: 2017/12/10 9:07

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Williams battery

 フォーミュラEはマニュファクチャラーに対し独自のバッテリー開発の機会を与えることを諦めたわけではないが、早くても2021年まではその機会はなさそうだ。

 フォーミュラEではシーズン初年度よりウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングが製造したバッテリーのみを使用してきた。そしてシーズン5までには各マニュファクチャラーにバッテリー製造を許可するという目標を掲げていた。

 しかし現時点では、次世代のフォーミュラEマシンにおいてもチームによるバッテリー製造が許されることはなく、シーズン5(2018/19年)からはマクラーレン・アプライド・テクノロジーズが製造するバッテリーを使用することが決まっている。

 このためマニュファクチャラーが独自のバッテリー開発を行えるのは、早くてもシーズン8(2021/22年)まで延期されることになった。だがフォーミュラEのCEOを務めるアレハンドロ・アガグは、フォーミュラEの第3世代マシンでもこれを許すべきではないと考えている。

 アガグはmotorsport.comに対し、「第3世代に向けてバッテリー開発を解禁すべきではない」と語った。

「もしバッテリーをオープンにするのなら、シーズン11(2024/25年)以降になるだろうと考えている」

「第3世代も共通バッテリーを使うべきだ。私はマニュファクチャラーが、(現在の)コストコントロール面については満足しているだろうと思う」

「彼らはバッテリーを製造したいと主張しているわけではない。彼らは独自のテクノロジーを欲しがっているのだ。そして、今やそれを持っている」

Felix Rosenqvist, Mahindra Racing, leads Oliver Turvey, NIO Formula E Team, Sam Bird, DS Virgin Racing

Felix Rosenqvist, Mahindra Racing, leads Oliver Turvey, NIO Formula E Team, Sam Bird, DS Virgin Racing

Photo by: Sam Bloxham / LAT Images 

 現在マニュファクチャラーには、モーター、ギヤボックス、インバータの開発が許されている。

 また現在開発の解禁が調査されている追加のエレメントとしては、全輪駆動、トルクベクトル、フロントからのエネルギー回生、ブレーキ・バイ・ワイヤなどがあるという。

 アガグは、新技術を促進するため、マシンのフロント部分に小型バッテリーを搭載することを許可した場合、それは開発が解禁される可能性があるとしている。しかし、メインのバッテリーについては、スタンダードバッテリーを維持する必要があると主張している。

 他の可能性としては、マニュファクチャラーがスタンダードの”バッテリーセル”を自由にパッケージングするか、もしくはバッテリーのサプライヤーを2〜3に増加させることだ。いずれの場合も、チームにバッテリーを作ることを義務付けることはない。

 なおフォーミュラEのマニュファクチャラーもアガグの立場を支持している。というのも彼らは、バッテリー開発の解禁が参戦コストを劇的に増大させてしまい、シリーズの存続を危機的状況に追いやる可能性があると考えているからだ。

 またシーズン5よりワークスチームとしてフォーミュラEに参戦するBMWモータースポーツの代表を務めるイェンス・マーカートも、フォーミュラEの”用心深い”アプローチを支持している。

 それにもかかわらずBMWはロードカー用のバッテリーを製造するための基盤を用意しており、フォーミュラEでも同じことを実現するのは現実的であると考えられる。

 シーズン6(2019/20年)からフォーミュラEへ参戦するポルシェもまた、バッテリープログラムのためのキャパシティを備えていると考えられている。

 また参戦に慎重な姿勢を見せているホンダは、現在開発が許されている領域は企業として魅力があるものではなく、バッテリーの開発が許されるのであれば参戦を検討する可能性もあることを示唆している。

 フォーミュラEはテクノロジー開発を推し進めており、そのためマクラーレンは、第2世代のバッテリー供給を行う入札に参加したとみられる。

【関連ニュース】

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 小学生レーサーJuju、FEを初観戦「ギヤ変更がないので乗れそう!」

次の記事 フォーミュラEルーキーテスト、高星は総合18位。ミュラー最速タイム

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Scott Mitchell



【特集:オリンピックとモータースポーツ】元F1ドライバー、マッサの野望。2024年パリ五輪で電動カートの競技入りを目指す

Kart

Kart 2021/07/29

【特集:オリンピックとモータースポーツ】元F1ドライバー、マッサの野望。2024年パリ五輪で電動カートの競技入りを目指す



小規模チームと未来のF1のため。フェラーリは”犠牲”になると主張

F1

F1 2020/01/07

小規模チームと未来のF1のため。フェラーリは”犠牲”になると主張



今後も“カオスなレース”が中団争いの鍵に? アルファロメオは取りこぼし悔やむ

F1

F1 2020/01/05

今後も“カオスなレース”が中団争いの鍵に? アルファロメオは取りこぼし悔やむ

最新ニュース



アロンソ、母国スペインGPで来季の去就は発表せず。アストンマーティンは辛抱強く待つ姿勢

F1

F1 F1

スペインGP

8 時間前

アロンソ、母国スペインGPで来季の去就は発表せず。アストンマーティンは辛抱強く待つ姿勢



ジョアン・ミル、転倒しまくりは身に抱える”悪魔”が悪さ?「自分はトップ争いができると分かっているとね…」

MotoGP

MGP MotoGP 8 時間前

ジョアン・ミル、転倒しまくりは身に抱える”悪魔”が悪さ?「自分はトップ争いができると分かっているとね…」



フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める

F1

F1 F1

イタリアGP

9 時間前

フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める



序盤の好調が消えたジャンアントニオ、地元サンマリノで好転確実か「どうにかできる可能性は高い」

MotoGP

MGP MotoGP

アラゴンGP

10 時間前

序盤の好調が消えたジャンアントニオ、地元サンマリノで好転確実か「どうにかできる可能性は高い」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録