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テストレポート

ポイントリーダー太田格之進、富士公式テストを全体トップタイムで締め括り。初走行ジルテールが好タイムのサプライズも

スーパーフォーミュラ公式テストの2日目は、太田格之進がトップタイム。2日間総合でも最速タイムだった。

Kakunoshin Ohta, DO
COMO TEAM DANDELION RACING

Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

写真:: JRP

 7月1日(水)、富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ公式テストの2日目が行われた。最終日のトップタイムは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。

 2日間の日程で行なわれた富士テストも、これが最終日となった。この日もドライコンディションでセッションが進行したため、各陣営は精力的にテストメニューを進めていった。

 このテストでは、昨日に引き続いてKCMGからジュリアーノ・アレジが参加。KCMGは開幕直前で参戦を取りやめたカッレ・ロバンペラの後任ドライバーが未だ決まっていないため、アレジは後任候補として評価をされる形だ。

 そしてレギュラー以外でこのテストに参加したドライバーがもうひとり。それがスーパーフォーミュラ・ライツ参戦中のエヴァン・ジルテールだ。彼は午前セッションのみ野村勇斗に代わってSan-Ei Gen with B-Maxの50号車のステアリングを握った。B-Maxは、欧州のフォーミュラで実績を残すも資金難で日本にやってきたジルテールをテストに起用することで、「来季に向けた参戦の可能性を探る」としている。

 9時30分にスタートした午前セッションは、開始30分が経過したタイミングで牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がストップし、今回のテストを通じて初めての赤旗が出された。牧野のマシンは13コーナーを立ち上がったところでパワーを失ったように見え、そのままコース脇にマシンを停めた。

 このセッションでは、前日から好タイムを出していたPONOS NAKAJIMA RACINGが好調で、イゴール・オオムラ・フラガと佐藤蓮がワンツーを形成した。一方で、これがスーパーフォーミュラ初走行となるジルテールも早々にトップ10に入り、セクター2では全体ベストタイムも記録。気合いの入りようが違う。

 最終的には残り40分で佐藤が記録した1分23秒026が午前のトップタイム。フラガが1分23秒217で続いた。3番手には終盤にタイム更新した太田、4番手は坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)と、いずれも前日から好調のドライバーが名を連ねた。

 サプライズは、終盤に新品タイヤを履いて5番手に食い込んだジルテール。セッション終盤にニュータイヤでフライングラップを実施したドライバーは決して多くないため、この順位を額面通りに評価することはできないとはいえ、スーパーフォーミュラでの初のニュータイヤを履いてのアタックで1分23秒558を出したことは、今後に向けて絶好のアピールになったはずだ。

Evan Giltaire, San-Ei Gen with B-Max

Evan Giltaire, San-Ei Gen with B-Max

写真: JRP

 14時に午後のセッションがスタートする頃には空も暗くなっており、ポツポツと雨粒が落ちたという報告もあったが、最後までドライコンディションが保たれた。

 各車が予選想定アタックを行なう組分け走行を前にして、トップに立っていたのは1分23秒112を記録していた野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)。僅差の2番手が坪井で、フラガ、太田、牧野の順であった。ただ涼しくタイムの出やすいコンディションであったことから、各車のアタックでタイムが大幅に更新されることが予想された。

 組分け走行では、まずA組のフラガが1分22秒378をマーク。それまでのトップタイムをコンマ7秒以上更新すると共に、同組2番手の大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)にもコンマ4秒の差をつけた。

 しかしその後に走行するB組は路面コンディションの改善によってか、さらにタイムが上がる傾向にあった。ここで最速だったのは太田で、タイムは1分22秒361。これは2日目、そしてテスト全体を通しても最速であった。フラガに次ぐ3番手以降はB組のドライバーが続き、3番手坪井、4番手福住、5番手佐藤であった。

 今季2勝でポイントリーダーにつける太田は初日、2日目共に速さを見せており、好調そのもの。一方でランキング2番手の岩佐は初日からタイムシートの上位に来る機会が少なかったことは気がかりだ。自身のテストプログラムに集中しているという側面も当然あるだろうが、初日の段階ではマシンのパフォーマンスに満足できておらず、「クルマ的には良くなかった。挙動に違和感がある」と話していた。

 各車がテストの成果をぶつけることになる次回の富士ラウンドは7月18日(土)、19日(日)の開催。土曜に第6戦が行なわれ、日曜は第7戦に加えて中止となった第3戦オートポリスの代替レースも実施される。

 
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