カルダレッリ、スーパーGT復帰に前向き? 思い出深い日本に「ランボルギーニを通して戻って来られれば」
アンドレア・カルダレッリは、ランボルギーニのファクトリードライバーとして許されるのであれば、将来的にスーパーGTに復帰することに前向きであると語った。
写真:: Lamborghini S.p.A.
かつて日本のスーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍したアンドレア・カルダレッリ。現在はランボルギーニのファクトリードライバーとして、主にGTレースに出場して多くの実績を残しているが、彼にとって日本での思い出は色濃く残っているようだ。
カルダレッリは2012年から6シーズンにわたってスーパーGTに参戦。シリーズタイトル獲得こそ叶わなかったものの、2014年はTOM'Sで、2016年はTEAM LEMANSでランキング2位を獲得した。
その後彼は2018年にランボルギーニのワークスドライバーに就任し、それ以降はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランス・カップでチャンピオンとなり、2020年にはデイトナ24時間のクラス優勝も果たした。これらの実績が評価され、ランボルギーニのLMDhプログラムの一員となり、2024年からIMSA、WECを戦う予定となっている。
しかしそんな中でも、カルダレッリは状況さえ整えば将来的にスーパーGTに復帰することにも前向きであると語った。
「スーパーGTには素晴らしい思い出がある」
「残念なことに国際的にはそれほど知られていないけど、僕から見たら世界最高のGT選手権のひとつだ。GT500が真のGTマシンかどうかは別としてね!」
「これまで戦った中でも特に競争が激しかった。いつかまた戻って来られるかどうか……でもあのマシンが恋しい。本当に速かったし、とても楽しめた」
大嶋和也とアンドレア・カルダレッリ(#6 WAKO'S 4CR LC500)
2017年にGT500でランキング3位になった後、日本を離れることになったカルダレッリ。この時の心境については、次のように振り返る。
「僕は日本で7シーズン戦ったから、あの時は何か違うこともやりたいという気持ちがあった」
「ヨーロッパに戻るにあたっては、ランボルギーニとレースをすることに全力を注いだ。日本でレースを続けるチャンスもあったけど、子供の頃の夢でもあったランボルギーニの一員になれるということが本当に楽しみだったんだ」
その後カルダレッリは2018年のスーパーGTタイ戦でGT300のJLOCからスポット参戦している。この際は同じくランボルギーニのファクトリードライバーであるマルコ・マペッリの代役として、『ウラカン GT3』を走らせた。
将来的にJLOCのドライバーとしてスーパーGTに復帰するという可能性はあるのかと尋ねると、彼はこう語った。
「まだ分からないけど、2018年のタイで彼らのところで走った時はとても楽しかったし、ポールポジションも獲れた」
「彼らのことがみんな好きだし、素晴らしい人たちだ。いつかランボルギーニを通して復帰するチャンスがあるのなら、ぜひそうしたい」
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