“植毛GT-R”はなぜ“脱毛GT-R”に!? 話題のNILZZ Racing、VTuberコラボカラーは開幕戦で初披露か
今シーズンは『脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R』の車両名でスーパーGTに参戦するNILZZ Racing。長らく“植毛GT-R”として親しまれていた中で、車両名が変更となった背景を聞いた。
今シーズン、スーパーGTのGT300クラスで一際ファンの注目を集めているチームがある。それがNILZZ Racingの48号車だ。
48号車と言えば、DIJON Racingとして参戦していた2017年、メインスポンサーにFUE植毛センター(アーツ銀座クリニック)が入り、それに伴い車両名も『植毛 GT-R』に。以来、車両名にマイナーチェンジはありながらも、インパクトのある“植毛GT-R”のネーミングはファンに親しまれてきた。
そんな“植毛GT-R”は今季、『脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R』の車両名で登録された。“植毛”から“脱毛”という、ある意味正反対のワードに置き換えられたことは大きな話題となり、公式テストのエントリーリストで初めてその車両名が明らかになった際も、誤植を疑うファンも多かったほど、驚きの変更となった。
ではなぜ、“脱毛GT-R”が誕生するに至ったのか?
そもそもチームスポンサーのアーツ銀座クリニックは、実は植毛だけでなく医療脱毛も行なっている。特に今季のNILZZ Racingは、田中優暉がリジェ・ヨーロピアン・シリーズとの兼ね合いでラインアップから外れるなどドライバーも変わり、さらにVTuberとのコラボが決まるなど、心機一転の体制となるが、そこでややマンネリ化が否めなかった“植毛”の車両名も思い切って変更するに至ったようだ。井上恵一代表は「目立てばいいなと思っていました。話題性があっていいじゃないですか(笑)」と話す。
前述の通り、今季は『Nachoneko』『猫麦とろろ』というVTuberとのタイアップも決まり、これも話題となっている。ただ話がまとまったのが最近になってからというのもあり、今週末の岡山公式テストは昨年のカラーリングのまま。同じく岡山で行なわれる開幕戦で、“新カラーリングお目見え”となるようだ。
ジェントルマンドライバー中心のチームということもあり、シーズンの目標としては全戦トップと同一周回で完走して着実にチームポイントを稼ぐことだというNILZZ Racing。彼らの走りには今まで以上に熱視線が注がれることになるだろう。
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