超接戦GT500、王座狙うWAKO’S坪井「優勝だけを考えれば良い、ある意味単純」
いよいよ2020年のスーパーGTシリーズチャンピオンが決まる最終戦富士。GT500クラスは上位6台が4ポイント差にひしめいており“優勝すれば無条件でチャンピオン”という、ある意味でシンプルな王者決定戦が始まる。
写真:: Masahide Kamio
富士スピードウェイで今週末開催される2020スーパーGT最終戦。GT500クラスでランキング2位につける#14 WAKO’S 4CR GR Supraの坪井翔は、シンプルに勝つことだけを目指して戦いたいと語った。
開幕戦からコンスタントにポイントを積み重ね、第5戦富士を終了した時点でランキングトップに浮上した14号車の大嶋和也/坪井翔組だが、第6戦鈴鹿、第7戦もてぎと2戦連続でノーポイントとなり、最終戦を前にランキング6番手まで後退してしまった。
特に第7戦もてぎでは予選ではQ1敗退となったほか、決勝でも思うようにペースを上げることができず、12位でレースを終えた。もてぎ大会を振り返った坪井は、全くポジティブな要素がなかった週末だったと語った。
「スープラ勢はもてぎに合っていないのか……決勝は全然戦えず、ちょっと厳しい状況でした。あれ以上はどうしようもなかったです」
そう坪井は語る。
「僕たちスープラ勢は富士でしか(好リザルトを)獲っていなくて、逆にいうと鈴鹿ともてぎで勝てていませんし、速さもありません。そこは僕たちのチームというよりはスープラ全体で考え直さなければいけない部分があるのかなと思います。その中でも僕たちは(スープラ勢の中で)トップを走れていないので、僕たちは僕たちで改善しなければいけない点がけっこうあるのかなと感じています」
「おまけにホンダ勢にトップ5を独占されてしまいました。何も良いところがなかったというか……かなり難しい週末になってしまいました。最終戦に向けては、けっこう崖っぷちになっちゃいました」
今週末の最終戦では14号車も含めて、6台が自力でのチャンピオン獲得の可能性を残している。坪井はシンプルな戦いになって良いと語りつつ、予選からポールポジションを目指していきたいと意気込みを見せた。
「(ライバルは多いですが)勝てばチャンピオンなので、その辺は全然関係ないですね。ある意味で全然シンプルです。他のクルマが何位に入ったら自分たちは何位にいなきゃいけないとか考えなくていいです。僕たちは崖っぷちの状況なので、単純に勝つことだけを目指して頑張るだけ。とてもシンプルだと思います」
「おそらく、ポールポジションの1点も大事になってくるので、予選からポールをしっかり狙っていきたいですね。そこで(ポールが)獲れれば間違いなく勝てると思うので、富士は自信を持って行けるようにしたいです。(富士では)スープラ勢も好調なので、強いレースをして最後はチャンピオンを獲りたいです」
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