SGT第8戦富士|王者が決まる最終戦が開幕、公式練習は37号車KeePerスープラが最速
2020スーパーGT第8戦富士が開幕。公式練習ではチャンピオン候補のマシンが上位に名を連ね、タイムを削りあう姿が見られた。
写真:: Masahide Kamio
富士スピードウェイで2020スーパーGT第8戦富士が開幕。午前中に行なわれた公式練習セッションではGT500クラスが#37 KeePer TOM’S GR Supra、GT300クラスは#61 SUBARUBRZ R&D SPORTがトップタイムを記録した。
新型コロナウイルスの影響で7月に開幕がずれ込んだ2020スーパーGTシリーズ。厳しい感染防止対策を施しながらレース開催を進めていき、今週末に無事最終戦を迎えることとなった。この1戦でGT500・GT300ともにシリーズチャンピオンが決定するが、その中でもGT500クラスは6台が自力でのチャンピオン獲得の可能性を残しているという、史上稀に見る大激戦となっている。
そんな中、28日(土)に最終戦が開幕。青空が広がり、気温14度、路面温度15のドライコンディションで公式練習がスタートし、早速各車がコースインしてマシンのチェックなどを行なった。しかし、通常よりも路面温度が低い影響もあってか、セッションを通してスピンを喫する車両が多く見られ、セッション序盤には#38 ZENT GR Supraが2コーナーでハーフスピンし、後半には#23 MOTUL AUTECH GT-Rがコカ・コーラコーナーでスピン。あわやバリアにクラッシュというコースオフだったが幸いマシンにダメージはなくコースに復帰した。
GT500クラスは走り出しからチャンピオン争いに関わる車両が上位に名を連ねた。序盤の20分はホンダNSX-GT勢が優勢だったが、開始30分を迎えるところで#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが1分27秒482でトップに浮上すると、それを#36 au TOM’S GR Supraが0.103秒上回った。
セッション終盤には各クラスの専有走行が10分ずつ設けられ、GT500クラスは予選アタックを想定し各車ともタイムを更新した。ここでも36号車、39号車が好タイムを記録したが、最終的にトップに浮上したのは37号車。前回の第7戦もてぎに続きニック・キャシディの代役を務める山下健太が1分26秒690をマークしトップで公式練習を終えた。
2番手には39号車、3番手には36号車が続き、終わってみればスープラ勢がトップ5を独占という結果となった。ホンダ勢のトップは、#100 RAYBRIG NSX-GTの6番手。また日産勢は後方に沈む展開となり23号車の10番手が最上位となった。
GT300クラスは序盤から#11 GAINER TANAX GT-Rと#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが上位につける展開となったが、最終的にトップタイムを記録したのは61号車。2番手に11号車がつけ、3番手は同地で行なわれた開幕戦で優勝を飾った#52 埼玉トヨペットGB GR Supraが入った。
一方、チャンピオン争いを繰り広げる#56 リアライズ日産自動車大学校GT-Rは6番手、#65 LEON PYRMID AMG GT3は8番手につけた。
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