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「世界でいちばん幸せな男だ!」テック3のポンシャラル監督、最高峰クラス初優勝に歓喜

MotoGPスティリアGPでミゲル・オリベイラが初優勝を果たし、チームにとって最高峰クラス初の勝利を得たテック3。チーム代表のエルベ・ポンシャラルは世界で最も幸せな男だと喜びを語った。

Race winner Miguel Oliveira, Red Bull KTM Tech 3, Hervé Poncharal, Red Bull KTM Tech 3

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第6戦スティリアGPでは、テック3・KTMのミゲル・オリベイラが速さを発揮し、ジャック・ミラー(プラマック)とポル・エスパルガロ(KTM)を最終ラップの最終コーナーでオーバーテイク。劇的な初優勝を挙げた。

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 今回の勝利は、彼の所属するテック3にとっても最高峰クラスでの初優勝だ。テック3は2001年から長らく最高峰クラスへの参戦を続けてきたが、優勝経験だけは今に至るまで記録されていなかった。

「なんて最高の日だ。信じられないような感動だよ! このビジネスを初めて40年になるけれど、MotoGPでは一度も勝ったことがなかったんだ」

 テック3のチームマネージャーであるエルベ・ポンシャラルはチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「正直、そうしたことは起こらないだろうと思っていた。だが今日、我々の夢が叶った。ここオーストリアは我々のタイトルスポンサーであるレッドブルのお膝元であり、KTMの地元でもあるんだ」

「もうひとつ正直に言えば、今朝のMoto3クラスでは、ウチのチームの表彰台を目指していたライダー同士が衝突したのを見て、かなり落ち込んでいたんだ。深く関わっていることもあり、引退の時期なのかもしれないと。本当に、本当に悲しかった」

「だが今では、私は世界一幸せな男になった。レースだけが、こうした感情の起伏を与えることができるんだ。レッドブル、そしてKTMには感謝している。彼らが居なければこうしたことは不可能だった」

 そしてポンシャラルは優勝したオリベイラの走りを次のように讃えた。

「ミゲルにも、この勝利を捧げたい。彼は非常にプッシュしてきたんだ。1年目はシーズン後半に怪我をしてしまったため、簡単ではなかった」

「我々は今季に入って、最初から速かった。マシンは改善され、彼自身も改善してきた。レースの状況もあり、彼は真の姿は見せられていなかったんだ。でも私は、彼がこうしたことをできると分かっていた。そして今、我々はそれを達成したんだ」

「明らかに、今の我々のバイクは倒される側のひとつだ。今夜はお祝いをして、今日のようなエキサイティングな日がまた来ることを願おう」

 

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